『税務調査官・窓際太郎の事件簿』(ぜいむちょうさかん まどぎわたろうのじけんぼ)は、1998年から2020年までTBS系で放送されていたテレビドラマシリーズ。主演は小林稔侍[1]。
概要 税務調査官・窓際太郎の事件簿, ジャンル ...
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放送枠は「月曜ドラマスペシャル」(第1作 - 第6作)、「月曜ミステリー劇場」(第7作 - 第13作)、「月曜ゴールデン」(第14作 - 第29作)、「月曜名作劇場」(第30作 - 第34作)[2]。
また、第35作がBS-TBS開局20周年記念ドラマとして放送[3][4]。
世田谷南税務署にて勤務している窓辺太郎(まどべ たろう、通称:窓際(まどぎわ))は、かつて東京国税局の凄腕エリート税務官だった。
しかし、政権与党に属するある政治家の汚職脱税事件に関わった事で部下を謀殺され、政治家の罪を問えぬままにその責を負う形で現在の職場に左遷される。そして、その一件は国税局に大きな傷として残ってしまった。
心に深い傷を負った窓辺は、左遷先の税務署にて税金に悩む弱い人々に「正しい税金」を教える「気のいい税務署のおじさん」として平和な日々を送っていた。しかし、「税は騙してでも過剰に取り立てるもの」と公言してはばからない現上司である島崎春男は、そんな窓際を苦々しく思い、常に名前どおりの「窓際族」に追い落とそうと画策する。
一方、元上司である森村真一郎は、その腕を惜しみ公式に調査できない案件を依頼。窓辺は森村を通し「研修」の名目で各地の税務署に赴任、案件調査に乗り出す。森村より依頼された調査は、そのほとんどが「政治とカネ」にまつわるもの。窓辺はそれを通して仇敵である政治家に、そして彼ら黒い政治家たちを陰で操る政権与党の黒幕に肉薄していく。
世田谷南税務署
- 窓辺太郎(まどべ たろう)
- 演 - 小林稔侍(11歳:小清水一揮[5]〈第14作〉 / 小学生:中村文哉[6]〈第24作〉)
- 経歴:東京国税局査察部査察課長(第1作)
- → 世田谷南税務署個人課税第一部門 兼 影(陰)の調査官(第1作 -第35作 )
- 主人公。独身。中央大学出身(第9作で森村部長が中央大学法学部卒の梶田浩一と窓辺が同じ大学の同窓であると語っている)。元東京国税局査察課長の敏腕マルサであるが、任務中に部下の真田誠二を死なせてしまったため、その責任を自ら採る形で大左遷を受け、現在は世田谷南税務署の冴えないヒラ署員である(東京国税局からは「戻ってきてほしい」と希望されている)。家族は家に母・トメと従弟・矢田秋男がいる。
- 事件解決のために踏み込みをする際には、それまでの茶系スーツやしわのあるコートから、黒系スーツの出で立ちとなり、東京国税局の発行する「国税査察官証」と「収税官吏証」の2つの国税身分証明書を提示する。実の身分は現役マルサ。
- 国税身分証明書には昭和26年8月4日生まれと記されている。血液型はB型(第12作の自身のセリフより)。
- 毎度のように研修先で極秘任務を秘密にし、身分を偽る事を兼ねて半分本気で「かーちゃーん!![注 1]」と母を恋しがっているようにもしており、行った先の相手に必ず一度は「マドギワ(さん、くん)」と呼ばれてバカにされる(特に研修先の統括官からは「その年で研修?」と毎度冷やかされている)が、最終的には能力と正体を見抜かれ、積極的に太郎本来の任務への協力も惜しまなくなって、尊敬や感謝されるのがお約束(ラストにはそういう事を書いた手紙や連絡を貰っている)となっている。作中ではほぼ毎回、資産運用に悩む一般庶民に適切なアドバイスをし、緊急時や、関係者が窮地に陥った場合に、車を使わずに自分の脚で走って向かうシーンがある(第32作では西野明日香の手を繋いで、共に走って警察から逃れている。)。また結構な女好きで美人に目がなく、夢の中で登場人物の一人とキスを交わしそうになったりしたこともある。
- 普段ののんびりしておどけた動作と口調に似合わず武道(柔道だと思われる)にも精通し、犯人グループの妨害に対しては相手の証拠が見つからない場合(一方的にやられる)はともかく、尻尾を掴んで敵地に乗り込んだ際には、力づくでねじ伏せる事も辞さない。そしてそれまでの丁寧口調から一変、弁解やとぼけて逃げようとする黒幕に対し、べらんめえ調を混ぜた威圧口上で「御託はそこまでにするんだな。」、「(私利私欲で関係者を不幸にした事に)何が日本の為だ!」、「(お前のような奴に)政治を語る資格なんかあるもんか!」と喉元を締めあげるのがクライマックス(第6作目以降)のパターン。
- 第25作においては、民自党の代議士・大矢栄一役の中田博久と対決する。かつて1967年に同じTBSで放映されていた特撮ドラマ『キャプテンウルトラ』では、中田は主役のキャプテンを演じており、小林はキケロ星人ジョーを演じていた。
- 島崎春男(しまざき はるお)
- 演 - 渡辺いっけい
- 個人課税第一部門 統括官。太郎より年下だが上司に当たる。ストーリーには絡まず、冬美と共に冒頭やエンディングに登場してはコメディリリーフの役割を担う。毎度、掛かってくる電話に森村査察部長と知らずにタメ口で話し、太郎に泣きつく。
- 太郎と顔を合わせるたびに「マドギワ」と呼んで見下し、窓際リストラ計画を画策しているが、太郎自身が秘密にしている事もあり、その正体には気づかなかった。
- いつも太郎をいびっているが、太郎からは時折「お前」「アンタ」と呼ばれており逆に手痛いツッコミを受けることもある。また太郎が極秘任務から戻った事でそれを無断欠勤ネタにしてリストラしようとしても、はぐらかされるなど、逆に振り回される事も多い。しかし第30作では木島華子に「彼のお陰で世田谷南税務署の悪口を言う人はいない」と言っていて、太郎のことを完全に認めていないわけではない。後期では登場するたびに数々の災難に見舞われており、片腕を骨折したり、冬美が資料をなくした責任を取らされて減俸をくらったりもした(減俸については「部下の責任は上司の責任」と庇って所長相手に言ったことが原因でもある)。
- 一方で家庭では妻の美佐子(第5作の電話の中のみの登場)に尻に敷かれている。自分が死んだ後で母の面倒を見てくれるかと妻に聞いたことがあるが「そんな義務はない」と返された上に、一方的に話を打ち切られるなどかなり悲惨な扱いを受けている。第5作では息子が生まれ、その息子の名前は「太郎」(第20作に登場)と命名された。その時、候補名に「拓也」があり、太郎が同じ名前だった為に慌ててそちらに変えようとしたものの、時既に遅く、妻が役所に出生名届けをした後だった。
- 第17作では夫婦で宮崎のペンションを経営している弟・英二が登場。休暇と偽らせた島崎から太郎を押し付けられるが、池端幼稚園の事件で太郎の活躍と能力を他のメインゲスト同様に認め、太郎の実力に気づかない兄を小馬鹿にしていた。
- 北島冬美(きたじま ふゆみ)
- 演 - 小林千晴(第13作 -第35作 )
- 経歴:城南税務署
- → 世田谷南税務署個人課税第一部門 副統括官(第13作 - 第35作)
- 太郎の同僚税務署員(通称冬美ちゃん)。以前は、城南税務署に勤めていた。家族は姉・瑞穂。上司の島崎と共に冒頭やエンディングに登場してはコメディリリーフの役割を担う。
- 第16作では島崎の命を受け、太郎を監視するために研修先に現れたことがある(彼女自身も研修生という扱い)。しかしそこの統括官に気に入られてセクハラまがいのことをされ続け、結局太郎の尻尾を掴むことは出来なかった。島崎と同様に森村査察部長に対しタメ口で「あんたは誰?」と話し島崎に代わるシーンがある。
- 島崎と結託し、窓辺リストラ計画を画策中。しかし説明不足で相手を怒らせてしまったり、大事な資料をなくしてしまったりなど彼女自身も決して有能とは言えない。困っていると太郎が助けてくれるので、彼の味方につくこともよくある。
- 演じる小林千晴はレギュラー出演以前の第7作にゲスト出演している。また、主演の小林稔侍の娘である。
東京国税局
- 椿薫(つばき かおる)
- 演 - 麻生祐未(第1作 - 第11作・第13作 - 第35作)
- 経歴:伊東税務署法人課税第二部門(第1作)
- → 東京国税局査察部査察課(第2作 - 第35作)
- 森村真一郎の姪。資格取得マニア。かなり特徴的なしゃべりであるが、時々突然まともにしゃべることもある。
- 第1作で伊東税務署の上司の命令で太郎と行動を共にし、調査を通じて太郎の人柄と査察官としての腕に惚れ込み第1作終盤に上京した。
- 毎度必要以上に「すいません!」と謝り倒している。
- 緊張してしまう性分のため、いつもオドオドしている(ハンカチが手放せない)。
- 早とちりしやすい性格も災いし、毎回さまざまな勘違いを起こしてパニックになっている。
- 毎回太郎の事件解決の手助けをするのがパターンで、その際は過剰に「窓辺さぁーん!」と叫んでいる。
- 太郎に好意を寄せているが、未だに想いを伝えられていない。
- 第12作ではアメリカに研修に行っているため登場しなかった。
- 真田誠二(さなだ せいじ)
- 演 - 中谷彰宏(第1作 - 第3作・第9作〈回想〉)
- 太郎の東京国税局査察部時代の部下。家族は妻・頼子と娘・祥子。
- 第1作開始の5年前、窓辺は小山田高明の女秘書から情報を得るはずだったが、真田が代わりに接触したことで悲劇が起こる。女秘書中井牧子と共に車中で排気ガスによる心中に見せかけて殺害され、しかもそれが不倫の果てに起こったことというデマを吹聴されてしまった(第1作)。
- 窓辺は「本来なら私が行くはずだった」「私が女秘書と会っていれば真田は死なずに済んだ」と強い責任を感じており、東京国税局を去っている。しかし、真田の死の真相をいつか必ず究明して見せると小山田に言い放った。
- 川崎輝明
- 演 - 佐原健二(第1作・第6作)
- 局長。
- 飯野浩二
- 演 - 藤野晃(第6作)
- 査察部員。
- 橘美樹(たちばな みき)
- 演 - 大谷允保(第12作)
- 徴収部徴収官。東京大学の卒業生。アメリカ研修中の椿に代わって太郎をサポートする。
- 赤倉賢吾
- 演 - 佐戸井けん太(第13作)
- 査察部長。森村の後任。窓辺の元部下。
- 横田博司(よこた ひろし)
- 演 - ベンガル(第18作・第20作)
- 局長。森村の上司。
- 斉藤武雄
- 演 - 長谷川純(第27作)
- 査察官。森村の部下。家族は妻・裕美子。自宅に帰る途中に拉致され殺害される。
- 酒井初男
- 演 - 近藤芳正(第28作・第30作 - 第34作)
- 局長。森村の上司。森村ほどでは無いが、太郎の実力と能力は買っている。森村と比べて、やや組織の安泰と保身を優先する傾向があるが、太郎に諭されたり、森村に背後から押されて動くようにもなる。第31作では息子が居ることが判り、一時は事件の真相を伏せようとするものの、太郎に「子供の手本となる大人である事が大切。」とハッパをかけられる。
- 木島華子
- 演 - 内山理名(第30作)
- 経歴:東京国税局 特別監督官
- → 鹿児島中央税務署
- 「窓辺太郎を探れ」という酒井からの命(表向きは税金の徴収率が悪いことから業務監督のため)を受けて、世田谷南税務署にやって来る。初めは太郎を軽く見ていたが、彼の人柄や仕事ぶりを見て認識を改め、以後は敬意をもって接する。物語の中盤、自身が調査していた民自党の代議士・殿山一郎の部下による襲撃から太郎をかばって負傷するも回復。退院後は鹿児島中央税務署に左遷という形で異動。エピローグでは太郎に、鹿児島での生活はとても充実しているという内容の手紙を送っている。
財務省
- 森村真一郎(もりむら しんいちろう)
- 演 - 北村総一朗
- 経歴:東京国税局 査察部長(第1作 - 第28作)
- → 財務省主税局特別調査室 参与(第29作 -第35作 )
- 太郎の元上司。財務省キャリア。京都大学出身(第10作)。家族は娘・聡子と孫・美穂。
- 第13作では民自党の幹事長・鳥越啓介の別荘を監視するため京都の病院に入院した。今でも太郎を「影の調査官」として使っているが、1作・2作・3作・第6作・8作・9作・10作・12作・13作・18作・20作などでは摘発対象相手の妨害によって、椿と一緒に窮地に陥る事もあった。第28作では事件の黒幕である厚生労働省事務次官・姫川祥吾の不正を暴こうとするが、その裏には現職の内閣総理大臣・阿武隈晋介が潜んでいた[7]。そのため様々な圧力や脅迫を受けるが全て振り切り、道連れ覚悟で姫川を太郎に摘発させ、自身は内閣を敵に回した責任を取るべく辞表を提出。国税局を去った。しかし逮捕された姫川が全てを話したことで総理は辞任。捨て身の覚悟が巨悪を引き摺り下ろしたのだった。第29作では財務省主税局特別調査室参与となっており、引き続き登場する[8]。
- 引退後も太郎の調査のために国税局に働きかける役割を持つが、トメと意気投合して秋男に説教したりという具合にコミカル面も増えている。
世田谷南税務署関係者の親族
- 窓辺トメ(まどべ トメ)
- 演 - 野村昭子(第1作 - 第4作・第7作・第24作 - 第31作・第33作 -第35作 )
- 太郎の母親。度々家を空ける。
- しばらく田舎に引っ込んでいたが、今は戻ってきている。森村の指令による秘密捜査に便乗(トメ本人は太郎の任務内容については知らない)する形で太郎に同行する事も。
- 窓辺家の建物は自分所有だが土地は借地(第30作)。第31作では引退した森村を家に招いて、森村とは話の合う仲となった。
- 喜助
- 演 - 坂下光一郎(第5作)
- 島崎春男の義父。
- 矢田秋男(やだ あきお)
- 演 - 出川哲朗(第11作 -第35作 )
- 太郎の従弟(トメの年の離れた弟の子)。元々は役場に勤めていたが「役者になりたい」という夢を捨てられず、今の仕事をやめて第11作で窓辺家に押しかけてきた。以降は勝手に居候し、とある劇団に所属するも売れない舞台俳優生活を送っているので太郎に生活費をねだる始末である。太郎を「兄ちゃん」と呼び慕っている。薫に惚れ込んでおり、かなり積極的に迫り例の如く怯えられている。
- 一応家事は得意な様子。
- 矢田夏子(やだ なつこ)
- 演 - 高畑淳子(第15作・第20作・第25作)
- 秋男の母。太郎と同い年だが、叔母にあたる。
- おせっかいな性格で声が大きい。
- 北島瑞穂
- 演 - 中島ひろ子(第15作)
- 北島冬美の姉。旅館「村上館」女将。
- 島崎英二
- 演 - 西川忠志(第17作)
- 島崎春男の弟。ペンション「フローラル島崎」経営者。
- 島崎律子
- 演 - 宮地雅子(第17作)
- 島崎英二の妻。
- 島崎夢乃
- 演 - 尾崎心泉(第17作)
- 島崎英二と律子の娘。
- 島崎孝太郎
- 演 - 斎藤拳匠[9](第17作)
- 島崎英二と律子の息子。夢乃の弟。
- 島崎太郎
- 演 - 高橋晃[10](第20作)
- 島崎春男の息子。
東京国税局関係者の親族
- 真田祥子
- 演 - 今井ちひろ(第1作 - 第3作)
- 真田誠二と頼子の娘。
- 真田頼子
- 演 - かとうかずこ[11](第1作 - 第3作)
- 真田誠二の妻。
- 斉藤裕美子
- 演 - 原田佳奈[12](第27作)(15年前:池田英〈第27作〉)
- 斉藤武雄の妻。妊婦。武雄が殺害され子供を産むため北海道由仁町の実家に帰省する。
- 高橋光男
- 演 - 田村亮(第27作)
- 斉藤裕美子の父。北海道由仁町の高橋動物病院の獣医。15年前、雪江の死を看取れなかった。それ以後、裕美子とうまくいっていない。
- 高橋雪江
- 演 - 天野智子(第27作)
- 斉藤裕美子の母。光男の妻。15年前末期癌で死亡。
- 森村聡子
- 演 - 吉田直子(第28作)
- 森村真一郎の娘。
- 森村美穂
- 演 - 岩崎未来[13](第28作)
- 森村真一郎の孫。聡子の娘。
小山田と秘書
- 小山田高明
- 演 - 高田純次(第1作 - 第4作・第9作〈回想〉・第20作〈特別出演〉)
- 太郎の部下の真田誠二を死に追いやった張本人で、兵庫出身の政権与党・民自党の大物衆議院議員。民自党総務会長で政界のドンが率いる民自党の最大派閥に所属していた(第20作)。臨海開発公団と癒着していると噂がある。
- 第1作 - 第3作は、真田の死の真相と、民自党議員の汚職に迫る太郎の前に立ちはだかり、様々な妨害や圧力を加えてきたものの、太郎に裏帳簿という証拠を握られ、ついに膝を突く。後ろ盾に助けを請うも見捨てられ(だが、太郎に「もう逃げられませんね」と言われた際、「まだ道はある」と語っていたことから逃げ道は考えていた模様。)、告訴されるのが決定的になった時、「政治家は大きくなるにつれてカネが必要になる」と嘯いていた。
- その後、「政界のドン」から「ああ見えて小心者」と評され、地検の取り調べには耐えられないだろうとして完全に見限られる。そして連行中、多くのマスコミたちの前で刺客によってナイフで刺され、苦しみながら倒れた。生死不明のまま退場したが、第20作で車椅子に乗って癌が全身に転移している状態で再登場。かつての冷酷さと悪辣さは無くなり、残り少ない余命を沖縄で過ごす中、民自党沖縄支部の助力となっていたが、与那嶺清造による汚職の捜査に太郎が乗り出した時、「民自党は、私があなたに昔言った『政治家は大きくなるにつれてカネが必要になる』というのを錦の御旗にしてしまった。民自党の垢に塗れると、カネだけで政策も哲学も語れなくなった」と太郎に漏らし、与那嶺を追い落とし、自ら政治家としてのけじめを付ける為、太郎に与那嶺関連の資料を提供する。
- 資料を提供した際、太郎には「あなたの生き方は、沖縄のこの澄んだ海と一緒だ。私もそんな政治家になりたかった」という想いを無念そうに語っていた。
- 相馬忠雄
- 演 - 高杉亘(第1作 - 第4作・第9作・第20作〈回想〉)
- 小山田の秘書。
- 中井牧子
- 演 - 渡邉香織(第1作 - 第3作)
- 小山田の私設秘書。小山田の関係者に、真田誠二と車中で排気ガスによる心中偽装に見せかけ殺害される(第1作)。
- 脚本 - 土屋斗紀雄(第1作 - 第11作)、倉成柊一郎(第12作 - 第22作)、土屋六郎(第23作 - 第30作)、岡本貴也(第31作)、深沢正樹(第32作 - )
- 演出 - 岡島明(第1作)、中山史郎(第2作 - 第5作・第7作 - 第21作)、西本淳一(第6作)、山﨑康生(第22作 - )
- 編成担当 - 寺島麻由(第18作)、谷澤美和(第19作)、高橋正尚(第20作・第21作)、永山由紀子(第22作 - 第30作)、藤岡繁樹(第23作 - 第25作)、石橋孝之(第31作 - 第33作)、中島啓介(第34作)
- 技術協力 - 東通、サンライズアート、メディアハウス・サウンドデザイン
- 美術協力 - フジアール
- 編集・MA - 映広
- プロデューサー - 大川博史 (Joker)、遠藤宗一(BS-TBS / 第35作)
- 製作 - TBS(第1作 - 第34作)、BS-TBS(第35作)、Joker
- 放送日は初回放送日
- 第35作はBS-TBS開局20周年を記念し、シリーズ初となるピュア4Kで制作、BS-TBSとBS-TBS 4Kで同時放送する。
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話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | 視聴率 |
1 | 1998年6月8日 | 脱税のトリックすべて暴きます 元マルサの男が挑む伊豆不倫連続殺人事件 | 土屋斗紀雄 | 岡島明 | 17.3% |
2 | 1999年2月15日 | 冬の金沢殺人事件・節税の裏ワザ教えます!5年前の脱税疑惑の嘘を暴け | 中山史郎 | 16.5% |
3 | 1999年6月21日 | 正しい遺言相続教えます!ついに太郎が政界にメスを入れるため神戸へ | 19.2% |
4 | 2000年2月28日 | 相続税が安くなる方法教えます 資産家殺しの狙いは膨大な遺産!? | 19.8% |
5 | 2000年7月3日 | 孫の貯金を使うと贈与税が掛かる?函館で起きた警察署経理課長の不審な自殺! お見合いをした太郎が国税局に大反乱を起こした | 17.6% |
6 | 2001年2月5日 | 元部下だった査察官が大阪で殺された!警察も捜査しない闇事件の裏に何がある? 私腹を肥やす政治家の悪事を暴け! | 西本淳一 | 16.0% |
7 | 2001年6月11日 | 徳島県鳴門温泉―太郎&母トメの珍道中…が一転、連続殺人に遭遇し大混乱!! 旅館女将に迫る巨悪の影を暴け!! | 中山史郎 | 19.4% |
8 | 2002年1月14日 | 雪の札幌に渦巻く巨悪を暴け!盲目の少女を襲う恐ろしい罠… シリーズ最大のピンチを太郎は乗り切れるのか | 18.4% |
9 | 2002年12月23日 | 離婚の慰謝料に税金はかかる?博多の海に渦巻く黒い欲望… 国税局員が殺人容疑で逮捕!黙秘する男のアリバイを探せ | 17.5% |
10 | 2003年5月19日 | 離婚の京都造り酒屋の社長が自殺?芸者と黒い手帳に隠された不正の罠 | 19.3% |
11 | 2004年2月23日 | 滞納した税の納税方法教えます!悪徳政治家に翻弄され引き裂かれた父娘! 火の国熊本で太郎の怒りが爆発する | 19.0% |
12 | 2005年1月10日 | 骨董鑑定に隠された罠 財政界の圧力で真実が闇へ葬られる… 横領の真相を暴け 娘の無実の訴えに太郎が走る | 倉成柊一郎 | 18.6% |
13 | 2005年9月26日 | 闇に葬られた証人…事件の鍵は京都に!? シリーズ最大の敵は財政界のドン 戦いの相棒は美人子持ち税務官!! | 15.4% |
14 | 2006年8月21日 | 故郷の高知で殺人事件!! 渦中の人は幼なじみ!? タイムカプセルに隠された46年前の真実 | 17.1% |
15 | 2007年1月8日 | シリーズ最大の裏切り!! 人情派太郎の苦悩…黒幕はあの部長!? 部下の謎の死、事件の鍵は日本海に | 16.6% |
16 | 2007年10月1日 | 尾張名古屋に人情の涙…盗聴殺人に隠された真相… 知りすぎた美人記者を狙う権力の罠 | 17.0% |
17[99] | 2008年9月8日 | 休暇の宮崎旅行が一転!教育現場で大金が… 闇に葬られた死体と告発!母子のために悪を斬る | 15.6% |
18 | 2009年4月20日 | 浜松で一億円横領事件…社長は自殺!? 老舗料亭の父と息子の確執に太郎が見た涙の真相とは!! | 13.9% |
19 | 2009年10月12日 | 加賀100万石の都・金沢にはびこる巨悪…謎の自殺と闇献金… 粉飾決算に仕組まれた驚愕の真実を太郎が暴く | 14.0% |
20[100] | 2010年3月22日 | 沖縄…基地問題の裏にはびこる最大の陰謀!! 悲しき母娘の為…太郎が巨悪と最終決戦!! | 12.9% |
21 | 2010年11月1日 | 太郎が税務署をクビになり、派遣村へ!? 杜の都・仙台で窓際太郎が悪を斬る!! | 14.3% |
22 | 2011年6月27日 | ワイナリー相続を巡る隠し子騒動と飛び降り自殺?陰に大物政治家の欲と陰謀が! 引き裂かれた母子の絆を取り戻せ | 山﨑康生 | 14.7% |
23 | 2011年12月19日 | 京都で見つけた初恋の面影!? 純粋な心を踏みにじる悪党を太郎が斬る!! | 土屋六郎 | 12.8% |
24 | 2012年11月12日 | 窓際太郎は長崎へ!伝統工芸の長崎チロリを守るため、太郎が悪を斬る!! | 11.5% |
25 | 2013年7月15日 | 楽しい九州旅行が一転!? 心臓移植を待つ子の悲痛な叫び! 不正の影?太郎が大人の嘘を斬る!! | 14.2% |
26[101] | 2014年2月24日 | 倉敷の街でひき逃げ殺人!? 息子の夢を叶えて! 高校球児と母の想いを裏切った悪い奴に痛快倍返し | 14.0% |
27 | 2014年7月28日 | 日本の土地と農業が危ない!? 北海道を舞台に太郎が大暴れ! 外国人に土地を売る農民たちを苦悩から救え! | 8.5% |
28[102] | 2015年1月26日 | 福岡の美しい科学者が狙われた!? トクホ認定に潜む罠と涙の姉弟愛…太郎が命懸けで巨悪対決 | 11.4%[103] |
29[104] | 2015年7月20日 | 奈良に立ち込めた暗雲。伝統と発展の狭間で揺れるロミオとジュリエット。 善人の仮面を被った悪魔の手から太郎は古都を救えるのか! | 9.4%[105] |
30[1] | 2016年4月11日 | 文科省から極秘文書を持ち出したのは親友の息子だった! そこに現れる謎の調査官。巨大競技場建設に隠された陰謀とは?! | |
31[75] | 2016年12月12日 | 下関うず潮に消えた愛…フグの街で政治家が謎の転落死 カギ握る18歳美少女を巨悪から守れ!太郎が毒をもって毒を制す | 岡本貴也 | 10.0%[106] |
32 | 2017年5月8日 | 紀州和歌山に不正の陰?内部告発をしようとした市役所職員が行方不明に! ひとり事件を追う娘と気力を失った税務署員。太郎の正義は和歌山を救えるか! | 深沢正樹 | 9.5%[107] |
33[108] | 2018年3月5日 | みちのく盛岡で太郎の思い出が踏みにじられた!大病院と悪徳政治家の癒着! 固く心を閉ざす人々の真意は石割桜だけが知っていた!今宵も太郎の鉄槌が下る! | 11.1%[109] |
34 | 2018年8月6日 | 何が真実なのか?! 世にあふれるフェイクニュース! 美しい琵琶湖の水がスキャンダルで汚されようとしている! 命を懸けた太郎の戦いの結末は如何に?![110] | |
35 | 2020年12月6日 | 美しき地上の楽園 宮古島に渦巻く陰謀!? マムヤ・・・? 謎の言葉を残して殺された男! 翻弄される心 誰も信じられない 島の運命は太郎に託された!! |
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- 作品中、窓際太郎を含む個人課税部門の職員が国税滞納者の納税相談や納付催告を行っているが、実際には税務署内の徴収部門及び管理運営部門の職員の仕事であるため、個人課税部門の職員が納税相談や納付催告を行うことは原則ない。
注釈
第1作 - 第3作までは「母さん」であったが第4作以降から現在の呼び方になっている。
森村真一郎が入院している病院の看護師(西陣病院とは別の病院)。