箱根土地
かつて日本の東京府東京市にあった不動産会社 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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箱根土地(はこねとち)は、大正時代から昭和時代戦前にかけて存在した日本の不動産会社である。かつて西武グループの中核企業のひとつであった国土計画(後のコクド)、現在のプリンスホテルの前身[1]。
1920年(大正9年)3月、堤康次郎により「箱根土地株式会社」として設立。現在に連なる西武グループの基礎を形成した企業である[1]。
軽井沢・千ヶ滝別荘地(長野県軽井沢町)、箱根強羅・芦ノ湖近辺の別荘地分譲、東京目白の目白文化村など郊外住宅地分譲、現在の練馬区大泉学園、国立市・小平市における「学園都市構想」に基づく大規模宅地開発事業など、戦前期を通じて東京およびその周辺を中心に大規模な不動産開発を多数行った。
同時に不動産開発を手がけた地域での鉄道新線建設、既存の鉄道会社の買収なども手広く行い、のちの西武グループの基礎を形作るに至った。
1944年(昭和19年)2月、 「国土計画興業株式会社」に社名変更(のち1965年(昭和40年)6月「国土計画株式会社」に、1992年(平成4年)3月「株式会社コクド」に再度社名変更)[1]。1944年2月以降の歴史はコクドの項を参照。なお株式会社コクドは2006年(平成18年)2月1日をもって消滅し、株式会社プリンスホテル(初代)に吸収合併された[1]。