計器着陸装置
電波を使用して航空機を滑走路上まで誘導する計器進入システム / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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計器着陸装置(けいきちゃくりくそうち、英語: instrument landing system、ILS)とは、着陸進入する航空機に対して、空港・飛行場付近の地上施設から指向性誘導電波を発射し、視界不良時にも安全に滑走路上まで誘導する計器進入システム[1]。
日本の電波法施行規則において『ILS』とは計器着陸方式(航空機に対し、その着陸降下直前又は着陸降下中に、水平及び垂直の誘導を与え、かつ、定点において着陸基準点までの距離を示すことにより、着陸のための一の固定した進入の経路を設定する無線航行方式)をいう」と定義されている(電波法施行規則2条1項49号)。
計器着陸装置とあるが、本名称は本稿で示す特定のシステムを示す言葉である。
同種の装置にマイクロ波着陸装置(MLS)があるが、こちらはほとんど普及しておらず、日本国内には導入されていない。