身体化障害
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身体化障害(しんたいかしょうがい、英:Somatic Symptom Disorder)は、『精神障害の診断と統計マニュアル』の以前の第4版のDSM-IVでは、歴史的にヒステリー、またブリケ症候群と呼ばれたことを記している(DSM-IIIでも)[1]。2013年の第5版のDSM-5の邦訳名、身体症状症(同じSomatic Symptom Disorderの別訳)となったが、実際の身体症状に持続的にとらわれているために、著しい苦痛や機能の障害を引き起こしている状態である[2]。
DSM-IVとDSM-5では大きく異なる診断基準を持ち、持続期間で言えば、DSM-IVが多様な症状の数年の持続を要求しているが、DSM-5では6か月である。これは以前のDSM-IVにおける疼痛性障害などを統合した結果である。
正常な感情反応としての懸念は、著しい苦痛や機能の障害を引き起こさない[2]。実際の医学的疾患や、他の精神障害の症状である可能性があるため、早急な診断は、誤った危険な診断となることがある[2]。