風の市兵衛
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『風の市兵衛』(かぜのいちべえ)は、辻堂魁による日本の長編時代小説シリーズ。祥伝社文庫からの文庫書き下ろしにより、2010年から2017年まで全20巻が刊行された。第5回(2016年)歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞受賞作[1]。新シリーズ『風の市兵衛 弐』(かぜのいちべえ に)』が2018年から刊行されている。既刊6巻。
厳しい剣の修行を積んだ秘剣「風の剣」の遣い手で、大坂で算盤と商いを学び「算盤侍」と称される渡り用人・唐木市兵衛を主人公に、武家や商家の生計の立て直しを生業とする中で口入れ屋・矢藤太から持ち込まれる面倒事を懸命に解決していく姿を描く[2]。
『そろばん侍 風の市兵衛』(そろばんさむらい かぜのいちべえ)と題し、2018年5月にNHK総合テレビ「土曜時代ドラマ」にて向井理主演によりテレビドラマ化された[3]。