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イースター・エッグ(英: Easter egg)とは、コンピュータのソフトウェア・書籍[要説明]・CDなどに隠されていて、本来の機能・目的とは無関係であるメッセージや画面の総称である。ユーモアの1種とされることもある。多くの場合、企画・開発スタッフの一覧などに隠されているが、ちょっとしたゲームなどの場合もある。また、アニメーションや音楽を伴って表示されることもある。
これらを「イースター・エッグ」と呼ぶのは、キリスト教の復活祭の際に、装飾した卵(イースター・エッグ)をあちこちに隠して子供たちに探させる遊びにちなむ。
Microsoft Excelをはじめ、Internet Explorer、Visual Basic、Adobe Photoshopなど有名なソフトウェアにもさまざまな方法でイースター・エッグが隠されている。
イースター・エッグのほとんどは普通の操作では出現しないようになっており、イースター・エッグを何のヒントもなしに発見するのはきわめて困難である。たとえば、Microsoft Windows 98では、日付と時間の設定で表示される世界地図上でカイロやメンフィス(Windowsシリーズの開発コードネーム名)を順番にマウスで示すことによってスタッフロールが表示されるというイースター・エッグがある。
ファミリーコンピュータ用ゲームソフト『えりかとさとるの夢冒険』(ナムコ、1988年発売)のように、発売から相当な期間が経った後判明したイースター・エッグも存在する。
一方で、DVDやCDには、パロディ映像やNG集、制作者の隠しメッセージなどをイースター・エッグとして収録することが多くなっている[いつ?]。ディスクジャケットやライナーノーツには書かれておらず、プレーヤーに掛けて全トラックを表示させることで初めて確認できる。
2000年ごろまでは、上述のように無数のソフトにイースター・エッグが隠されており、これらの愛好家も存在していたが、2006年にはイースター・エッグの実装は少なくなった。たとえば、マイクロソフト社の製品では、Internet Explorer 4.0および5.0にはイースター・エッグが存在することが明らかになっている。しかし、2005年末に発売されたMicrosoft Visual Studio 2005にはイースター・エッグが存在しないことが開発者によって明言されている。[要出典]
カシオ計算機の一部の電卓(ND-26S、DW-122CLなど)では、特定の数値を同時押ししながらACキーを入力すると数字ではなく『CASIO』の文字が浮かび上がるというものがある。
スマートフォンおよびタブレット向けのモバイルOSであるAndroidでは、バージョンごとに隠し要素が含まれている。例えば、「設定」アプリの「デバイス情報」→「Androidバージョン」を3回ほど連続でタップすると、コードネームにちなんだ画像が表示されたり、ミニゲームが始まったりする[1][2]。2023年にリリースされた「Android 14」にも搭載されている[3]。
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