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カワセミ科(かわせみか、学名 Alcedinidae)は、鳥類ブッポウソウ目の科である。
カワセミ(翡翠・魚狗・川蝉)と総称される。ただし狭義にはその1種 Alcedo atthis をカワセミと呼ぶ。また大型のものをショウビン(翡翠)と呼ぶが[2]、狭義にはショウビンは A. atthis の別名である。
第2趾と第3趾は部分的に癒合(合趾足)し、第4趾が退化した種もいる。
森林や草原、水辺に生息する。多くの種は単独やペアで生活し、縄張りを形成する。多くの種で渡りを行わない。
食性は動物食で、魚類、両生類、爬虫類、昆虫などを食べる。元々は地表の昆虫を捕食していたが、食性の分化に伴い捕食の方法も異なり、樹上からもしくは停空飛翔(ホバリング)しながら水中の獲物を探し急降下して潜水し獲物を捕食する種もいる。
ハチクイモドキ科 Momotidae と姉妹群である[3]。
3亜科
に分かれるが、3亜科間の系統関係は不明確である。カワセミ亜科が最初に分岐した可能性が高いが確実ではなく[4]、ヤマセミ亜科が最初に分岐したとする研究もある[5]。
ブッポウソウ目 |
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Sibley & Ahlquist (1990) はカワセミ科の3亜科を3科に分離した。彼らはカワセミ科をカワセミ小目 Alcedinida、ショウビン科+ヤマセミ科をヤマセミ小目 Cerylida とし、それらは姉妹群だとしたものの[6]、それらを合わせた広義のカワセミ科に分類群は与えなかった。
2科に分ける説もあり[7]、ショウビン亜科+ヤマセミ亜科をヤマセミ科として分離する、あるいは系統的には疑わしいが、ショウビン亜科のみを分離する。
国際鳥類学会議 (IOC)[8]による(ただし Version 2.6 Draft[9]を反映)。19属95種。日本産は6種(○印)。
開発による生息地の破壊、水質汚染、狩猟などにより生息数が減少している種もいる。
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