グリコピロニウム
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グリコピロニウム(Glycopyrronium)は、第4級アンモニウム化合物である。ムスカリン性抗コリン薬の一つであり、COPDの長期管理に用いる吸入製剤として上市されている。血液脳関門を通過しないので中枢神経症状はほとんどない。グリコピロレート(Glycopyrrolate)と呼ばれる事もある[1]。商品名シーブリ。本剤とインダカテロールとの配合剤(商品名ウルティブロ)、本剤とホルモテロールとの配合剤(商品名ビベスピエアロスフィア)、および、本剤、ホルモテロール、ブデソニドの3成分配合剤(商品名ビレーズトリエアロスフィア)も、同様に、COPDの長期管理に用いられるが、いずれも、気管支喘息の適応はない。また、本剤とモメタゾンおよびインダカテロールとの3成分配合剤(商品名エナジア)は、喘息コントローラーとして用いられるが、COPDの適応はない。
概要 IUPAC命名法による物質名, 臨床データ ...
IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
Drugs.com | monograph |
MedlinePlus | a602014 |
胎児危険度分類 |
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法的規制 |
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投与経路 | oral, IV |
薬物動態データ | |
半減期 | 0.6–1.2 hours |
排泄 | 85% renal, unknown amount in the bile |
識別 | |
CAS番号 | 596-51-0 |
ATCコード | A03AB02 (WHO) R03BB06 (WHO) |
PubChem | CID: 3494 |
DrugBank | DB00986 |
ChemSpider | 3374 |
UNII | V92SO9WP2I |
KEGG | D00540 |
ChEMBL | CHEMBL1201335en:Template:ebicite |
化学的データ | |
化学式 | C19H28NO3+ |
分子量 | 318.431 g/mol |
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