コエビ下目
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コエビ下目(こえびかもく)、学名Caridea は、エビの分類群の一つである。十脚目抱卵亜目の中では腹部第2節側板が広がって前後の腹節側板に重なることで他グループと区別できる[1]。またエビの中で最も多様性に富んだグループでもある。
概要 コエビ下目, 分類 ...
コエビ下目 | ||||||||||||||||||
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ミカワエビ科・ミカワエビ属の一種 Eugonatonotus crassus | ||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Caridea Dana, 1852 | ||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||
Caridean shrimp |
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英語では"shrimp"で総称されるが、これは多くの小形-中形甲殻類の一般名として幅広く用いられ、コエビ下目を指すとは限らない。たとえばシャコは"Mantis shrimp"、アミは"Opossum shrimp"あるいは"Mysid shrimp"と呼ばれるが、これらはそれぞれ口脚目とアミ目に属し十脚目とは異なる。カブトエビ類もやはり"shrimp"と呼ばれるが、これも背甲目であり、十脚目とは系統的に離れる。Shrimpという語は、14世紀頃の中英語のshrimpeに由来する。この言葉は、中世低地ドイツ語で「しわ」を意味するschrempenや「縮む」を意味する古ノルド語のskorpnaと同じ語源の言葉とされる[2]。