Loading AI tools
ウィキペディアから
ドン・ラッシャー(Don Lusher、OBE、1923年11月6日 - 2006年7月5日)は、イギリス出身のジャズおよびビッグバンド・トロンボーン奏者。
テッド・ヒース・ジャズ・バンドとの共演にて著名。彼のキャリアは60年以上にわたり、その間に数多くのバンドとのセッションをこなしつつ、英国トロンボーン協会の会長職にも2度就いた。愛用のトロンボーンはヤマハ製。
イングランド・ピーターバラ市生まれ。6歳の頃には地域の救世軍のバンドでトロンボーン演奏を始めていた。ちなみに、これは祖父・父も同様に加わった演奏活動で、一家の伝統のようなものだった。第二次世界大戦勃発後は王立砲兵隊の軍楽隊佐官に召集され、除隊後にミュージシャンとしての活動を始めた。ジョー・ダニエルズ、ルウ・プリエイジャー、モーリス・ウィニック、ジャック・パーネルらのビッグバンドやスカドロネイアーズを経てテッド・ヒース・ジャズ・バンドに加入した。そこでリード・トロンボーンを受け持ち、何度かのアメリカツアーをこなしていたが、加入から9年後の1969年にテッド・ヒースが亡くなると、バンドのリーダーを引き継いだ。また、フランク・シナトラのヨーロッパ公演にもトロンボーン奏者として加わっていた。
その後、彼自身のアンサンブルであるドン・ラッシャー・ビッグ・バンドを組んだが、一方では1970年代のイギリス・ジャズ界を代表するメンバーが加わっていたマンハッタン・サウンド・ビッグ・バンドでも演奏を披露していた。また、王立音楽大学を経て1997年から2004年にかけてはポーツマスの海軍音楽学校のトロンボーン教授に就任した。
2001年にはケニー・ボール、アッカー・ビルク、ジョン・チルトンとフィートワーマーズ、ジョン・ダンクワース、ハンフリー・リトルトン、ジョージ・メリーらと共演し、デッカ・レコードからアルバム『British Jazz Legends:Together』をリリースしている。
音楽関連の賞を多数受賞しているが、それら以外にも1993年にはFreedom Of the City of London賞、2002年には音楽業界への貢献に対して大英帝国勲章が贈られている。
この節の加筆が望まれています。 |
この節の加筆が望まれています。 |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.