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マリオシリーズに登場するキャラクター ウィキペディアから
ピーチ(Peach)は、任天堂のコンピュータゲーム・マリオシリーズに登場する架空の人物。ピーチ姫(Princess Peach)とも呼称される。
マリオシリーズのヒロインで、キノコ王国の姫。一人称は「わたし」または「わたくし」。
年齢は「不詳」。「ゲーム上ではトップシークレット」となっている。
キノコ王国侵略を企む悪役の大魔王クッパから好意を抱かれており、その度にクッパから何度となくさらわれることになり、「よくさらわれる人物」と描写されている。多くの場合、さらわれた彼女を救出することがゲームの目的となる。ただし作品によってはさらわれないものもある。
『スーパーマリオサンシャイン』などの作品では彼女の執事であるキノじいと共に登場しており、彼からは普段からさらわれやすいということもあって常に身の安全について心配されている。
なお、初登場作品である『スーパーマリオブラザーズ』やその続編の『スーパーマリオブラザーズ2』などでは、クッパの魔法によって岩やブロックなどに姿を変えられたキノコ王国民を元に戻す能力を持っており、そのためにクッパに囚われているという設定であった。
性格設定は、基本的に「心優しくお淑やか」とされており、作品ごとに差異が見受けられる。後述のように、初期作品はお転婆な面が描写されることが多い。しかし現在の作品でも、上品というよりお転婆やマイペースに近い極端な性格描写がされることもある。『スーパーマリオRPG』では泣き虫な面が強調されていた。ケーキ作りや料理が好き[1]。
2005年の『スーパープリンセスピーチ』や2024年の『プリンセスピーチ Showtime!』では主役を務めた。
任天堂の公式ホームページで展開されているゲーム紹介動画『ニャニャニャ! ネコマリオタイム』ではネコマリオと一緒にネコピーチとして登場している。解説者としての立場がメインとなっているが、時折マリオを攻めたり、場をまとめたりする。「嘘でしょ!?」が口癖。
ブロンド(金髪)のロングヘアー(一部の作品では茶髪だったり、ポニーテールになっている)、青い瞳とピンクのドレス、大きなイヤリングが特徴で容姿端麗な美女。
服は多くの種類があり、ドレスのバリエーションは『スーパーマリオサンシャイン』で使ったノースリーブのドレス(夏服)、基本的なスポーツゲームで使うミニスカートのワンピース(初期はドレスに近いデザインのミニスカートで、現在はノースリーブのものとなっている)やノースリーブとショートパンツの運動服、『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』の競技で使用したミニスカート、『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』の体操・水泳競技で使用したレオタードと水着(レオタードも水着もデザインは全く同じ)がある。『スーパーマリオストライカーズ』からは完全に作品ごとのスポーツに特化したタイプの服も登場するようになり(王冠はつけたまま)、『スーパーマリオ 3Dシリーズ』では変身し変化したドレスも登場し、『スーパーマリオ 3Dワールド』では変身し全く別の服になったピーチも登場した。『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』(『DX』以降)では「フィギュア」という設定で金箔模様にレースのデザインで参戦。
変身と関係無くドレスと関係の無い服を着ることも『ドクターマリオ』の時点であり、『ドクターマリオ』ではゲーム中には登場しないものの、ナース服を着たピーチのイメージイラストがある。他にも『KYOTO CMEX 2009』のイラストでの着物姿、『Newニンテンドー3DS』のPRでの白と黒のボーダー柄ワンピース姿などがある。『スーパーマリオ オデッセイ』では旅行用に用意した様々な種類の服を着ている。
毎度クッパにさらわれるピーチだが、初期設定ではお転婆な性格で『スーパーマリオUSA』ではプレイヤーとして初参戦。空中を数秒間フワフワと飛ぶ能力を披露している[2]。『スーパーマリオRPG』ではビンタグローブやパラソル、センス、フライパンなどを武器として使い、『スーパーペーパーマリオ』でもパラソルを武器として用い、マリオやクッパ、ルイージと共に冒険の旅も果たす。『スーパーマリオ 3Dワールド』では純粋なアクションゲームにおいて久々のプレイヤーとして参戦。空中をフワフワと飛ぶ能力が健在の他、側転といったマリオが行っているアクションもできるようになった。
ゲームジャンルやストーリーなどのため自活的に動く作品では活動的に描かれることがある。『ペーパーマリオ』シリーズでは、行動的であるが性格の優しさも他のシリーズより強調されているという、中間的な性格の描写がされている。また『マリオストーリー』では「もっとおしとやかと思ったらそうでもないんですね」と指摘されて非常に焦り、『スーパーペーパーマリオ』のストーリー中においては怒らせるとかなり怖い性格となっている。
『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』(『DX』以降)にも、本人を模した「フィギュア」という設定で参戦。ワザには登場作品の要素があり『スーパーマリオUSA』の空中浮遊や野菜ひっこ抜き[3]『スーパーマリオRPG』のパラソルやフライパン『マリオゴルフシリーズ』のゴルフクラブ、『マリオテニスシリーズ』のテニスラケットを取り入れている。任天堂の公式ホームページで展開されているゲーム紹介動画『ニャニャニャ!ネコマリオタイム』で(ネコ)ピーチ自身が「上品なワザの数々」として紹介(『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』ピーチの紹介動画[4][5])。
クッパやその他の悪役キャラクターに何回もさらわれているが、2005年に発売された『スーパープリンセスピーチ』では初の主役を務める。以前までと立場が逆転し、マリオやルイージ、キノピオを救出するために4つの「きぶん」「喜怒哀楽パワー」[6]を使い、カッサー[7]と共に自らクッパへ立ち向かっている。2024年に発売された2作目の主役作品『プリンセスピーチ Showtime!』では妖精ステラから授かったリボンの力を使い、剣士や忍者など10以上の様々な姿に変身し、グレープ劇団からキラメキ劇場を取り戻すために立ち向かった。
『マリオ+ラビッツ キングダムバトル』ではプレイヤーキャラクターの一人となり、武器を身につけてマリオたちと共闘する。
『マリオ&ルイージRPG2』から、ピーチの幼少版であるベビィピーチが登場した。王冠をかぶっていることやおしとやかな点はピーチと同様だが、ヘアースタイルが異なり短髪となっている。ベビィマリオ、ベビィルイージと違いおしゃぶりをしている。
『マリオ&ルイージRPG2』と『ヨッシーアイランドDS』ではベビィ服を着ていたが、『マリオカートWii』以降はピーチのドレス(ワンピース)に近いコスチュームで靴を履いて登場している。
『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』ではベビィデイジーと一緒にピーチリンクでかくれんぼをしている。
『ペーパーマリオRPG』のラストボスとして登場。1000年前の世界を支配して闇に覆いつくした魔物「カゲの女王」の魂がピーチに憑依し、その身体を乗っ取ったもの。カゲの女王は魂だけの状態で封印されていたため、封印を解いた後には新たな身体を必要としており、カゲの女王を利用しようと企んでいたバツガルフがピーチに憑依させた。カゲの女王の絶大な魔力によってピーチの意識は押さえ込まれており、ピーチの自我はほとんど無い。
憑依後は服装が変化しており、漆黒のドレスをまとい、襟飾りやマントなど新たな装飾も加わっている。最初は、服装以外はピーチそのものの状態だが、時間が経ってカゲの女王が本来の力が目覚めると、カゲの女王の魂および元々の姿と思われる巨大な女性の影が発生・実体化してピーチを覆い、ピーチ本体の姿はほとんど見えなくなる。
ピーチの身体は適性が高かったようで、最初カゲの女王は強大な力を存分に振るったが、マリオたちの意思に反応したスターストーンで世界中の願いの力が集まると、ピーチの身体、およびかすかに残った意識もカゲの女王に抵抗し始めて、うまく力を使うことができなくなった。カゲの女王が完全に滅んだ後は、傷もなく元の姿に戻っていた。
『マリオカート8』にプレイヤーキャラクターとして登場。メタルマリオと同じように身体が金属化したピーチ姫。銀一色のメタルマリオとは異なり、名前のように体色がピンクゴールド風のメタリックカラーになっている。体型はピーチと変わらないが、重量級となっている。
『マリオスポーツ スーパースターズ』では隠しキャラクターとして登場する。パワー重視であり、テニス競技ではパワータイプの女性キャラクターの位置付けをロゼッタから譲り受けている。
『マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!』から登場する人形のピーチ姫。
『スーパーマリオ 3Dワールド』では変身アイテムを得ることで「ファイアピーチ」、「ネコピーチ」などマリオ同様のパワーアップ(変身)を使用できるようになった(スーパーマリオ 3Dワールド#変身を参照)。
任天堂公式サイトで配信されている『ニャニャニャ! ネコマリオタイム』では、上記の変身形態を元にした「ネコマリオ」と「ネコピーチ」が司会進行役として登場する。また『マリオカート8』では有料DLCとして、「ネコピーチ」がプレイヤーキャラクターとして登場する。
ゲーム作品では専任声優として、1999年から2007年まではジェン・テイラーが、2007年からはサマンサ・ケリーが基本的に声を担当している。
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