ファティマの聖母

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ファティマの聖母(ファティマのせいぼ、: Nossa Senhora de Fátima)は、ポルトガルの小さな町ファティマで起きた、カトリック教会が公認している、聖母の出現の一つ。ローマ教皇庁は奇跡として公に認めたが、第三の予言は長年にわたり秘匿した[1]。何万もの群衆を前に太陽が狂ったように回転して見えたり、水源のないところから水が湧き、飲む者に奇跡的な治癒があったりしたことから、1930年10月13日現地管区レイリア司教によってこの出現は公認され、同年教皇ピオ12世は同地に巡礼する者への贖宥(免償)を宣言した。1967年には教皇庁により最初の聖母の出現のあった5月13日がファティマの記念日に制定され、歴代ローマ教皇が巡礼に訪れたり、この出現のメッセージに基づき世界の奉献を行った。

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ファティマの聖母
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ファティマの聖母像
出現場所ポルトガルの旗 ポルトガル
ファティマ
出現日1917年5月13日
目撃者ルシア・ドス・サントス
フランシスコ・マルト
ジャシンタ・マルト
法王庁承認1930年10月13日
(レイリア司教による公認)
聖地ファティマ
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ルシア・ドス・サントス(左)、フランシスコ、ジャシンタ。1917年撮影
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当時の新聞
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かけつけた当時の人々
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ファティマの大聖堂