ミッキーのミニー救出大作戦』(原題:Get A Horse!)は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオにより制作された3Dアニメーション短編映画作品。2013年公開。ミッキーマウスの短編映画シリーズの第125作目である。『アナと雪の女王』の同時上映作品として劇場公開された。またミッキーマウスの短編映画がスクリーンで公開されたのはアメリカで2007年再公開の『ミッキーの造船技師』以来6年ぶりであり、ミッキーマウスの新作アニメ映画は「ミッキーのアルバイトは危機一髪」以来18年ぶりである。

概要 ミッキーのミニー救出大作戦, 監督 ...
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概要

モノクロ作品の体裁をとっており、登場キャラクター設定はすべてモノクロ作品時代のもので統一されている。また、アニメーションの動きや映像の傷、汚れ、音声ノイズなどもほぼ完全に再現されている。主演のミッキーマウスの声には、アーカイブから抽出されたウォルト・ディズニーの声が使用され、主要キャラクターのミニーマウスピートの声も可能な限りアーカイブから抽出された音声が使用されている[1]。またウォルト・ディズニーがミッキー・マウス以前に手掛けたアニメーションシリーズのキャラクターである「オズワルド」が数秒間ながら出演。ユニバーサル・ピクチャーズから返還後、アニメーション作品への初登場となった。2014年11月18日、ディズニー・チャンネルにて日本語吹替版で初放送された。また、日本語吹替版では長年ミッキーマウスの声を演じた青柳隆志ミニーマウスの声を演じた水谷優子ピートの声を演じた大平透が出演した最後の短編映画作品となった[2]

あらすじ

オープニングタイトルは1920年代のディズニー作品然としたモノクロ画面で始まる(スクリーンに対して非常に小さい上映画面[3]だが、次第にそれが「作品中の映画館のスクリーンに写された映像」であることがわかる)。音楽隊を乗せたホーレス・ホースカラーが牽く荷馬車にミッキーマウスミニーマウスクララベル・カウらが乗って楽しくやっていると、後ろから、自動車に乗ったピートがやってくる。ミニーマウスをひと目見て気に入ったピートは、我が物とするためにホーレス・ホースカラーとミッキーマウスをスクリーンに押しつけ、スクリーンが破れた穴から外側(映画館)に放り出す。

映画館のスクリーンの前に放り出されたミッキーたちはカラーの3DCGキャラクターになり、スクリーンの中にいるミニーを救出しようと、飛行機に変身したり、スマートフォンで電話をかけたり、ピートたちが池に落ちたところでスクリーンに穴を開けて水を抜いてミニーを助ける。そのやりとりのさ中、ミッキーは画面左右の「幕」を引き、上映サイズは横に拡大、ミッキーはスクリーンの外に出てきた仲間たちと一緒に、ピートをスクリーンの中に追いやり、画面の上下を反対にして彼を空から落下させたり、左右に回転させて同じことを繰り返したり、先に進める(「巻き戻し」「早送り」をスクリーンを回転させて表現している)などして反撃する。最後はスクリーンの外に放り出されたピートを置いてミッキーと仲間たちはモノクロの画面の中に帰り、追いかけようとするもスクリーンに上半身だけ突っ込んだ形になって取り残されたピートの尻にエンドマークが出て終わる。

登場キャラクター

ミッキーマウス
声:ウォルト・ディズニー(アーカイブ)(日本語吹替:青柳隆志)
ミニーマウス
声:マーセリット・ガーナー(アーカイブ)、ルシー・テイラー(日本語吹替:水谷優子)
ピート
声:ビリー・ブレッチャー(アーカイブ)、ウィル・ライアン(日本語吹替:大平透)
その他

受賞

収録ソフト

  • アナと雪の女王』(DVD、ウォルト・ディズニー・ジャパン) - ボーナスコンテンツとして収録、字幕版のみ
  • 『セレブレーション! ミッキーマウス』(DVD・BD、ウォルト・ディズニー・ジャパン)
  • 『ディズニー・ショートフィルム・コレクション』(DVD、ウォルト・ディズニー・ジャパン)

テレビ放送

ディズニー・チャンネルでは、2014年11月18日、特別編成「ハッピーバースデー!ミッキーマウス」内で、日本初放送として放映された。

Dlifeでは、2015年11月15日、特別編成「ハッピーバースデー!ミッキーマウス」内で、チャンネル初登場として放映された。

脚注

外部リンク

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