参謀本部 (日本)
旧日本軍において作戦・指揮の面で天皇を直接輔弼した最高軍令機関 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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参謀本部(さんぼうほんぶ、旧字体:參謀本部)は、大日本帝国陸軍の軍令機関である[1]。ドイツ帝国陸軍の軍制に倣って、1878年(明治11年)に陸軍省参謀局が独立する形で創設された[2]。
政府省庁である陸軍省とは独立した形で大元帥である天皇に直隷して陸軍を統帥せしめ、作戦計画並びに指揮及び遂行する等を職務とした[2]。ただし、1893年(明治26年)の参謀総長の職掌改定により、戦時における軍令は大本営の所掌となった[3]。
なお、1886年(明治19年)から1888年(明治21年)までの間、旧日本海軍の軍令機関が旧日本陸軍と統合されていた時期を除いた、旧日本海軍の軍令機関(明治21年乃至明治22年の海軍参謀本部を含む)については軍令部を参照。
当初は、陸軍省等とともに彦根藩井伊家上屋敷跡三宅坂一帯(現在は、憲政記念館等が立地する国会前庭(東京都千代田区永田町))に置かれたが、太平洋戦争(大東亜戦争)開戦の1941年(昭和16年)12月8日から15日にかけて、陸軍省、教育総監部、陸軍航空総監部ともども、三宅坂一帯から市ヶ谷台の陸軍士官学校跡地(現在、防衛省が所在)に移転した。