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81-775/776/777形電車は、ロシア連邦の首都・モスクワ市内の地下鉄であるモスクワ地下鉄で使用されている電車。最新技術の導入や利便性向上などの改良を多数行った形式で、"モスクワ-2020"(ロシア語: Москва-2020)という愛称を有する[1][3][4]。
2018年、ロシアの首都・モスクワの地下鉄であるモスクワ地下鉄を運営するモスクワメトロ公社は、最新技術を取り入れた新型電車「2020」を開発する計画を発表した。これに合わせてメトロワゴンマッシュや十月電車修理工場で量産が実施されているのが81-775/776/777形、通称「モスクワ-2020」である[1][6][7]。
モスクワ地下鉄には2017年以降、車両間の貫通幌の設置や乗降扉幅の拡大、バリアフリーに対応した設備、USB用コンセントの設置などの革新的な技術を取り入れた「モスクワ(Москва)」こと81-765/766/767形の導入が続いていたが、この「モスクワ-2020」は運用実績を基に、以下のような設計変更や更なる改良が実施されている[1][3][4]。
これらの改良に加えて「モスクワ-2020」の車内各所には安全対策として監視カメラが設置されている他、車内にはUVランプを含んだ消毒装置が導入され、ウイルスや消毒を99 %殺菌する。車両の耐用年数は31年を想定している[1][3][4][5]。
最初の車両は2020年に製造され、9月にモスクワ市長や報道陣に公開された後、10月6日から環状線で営業運転を開始した。以降も同線に加えてカルーシュスコ=リーシュスカヤ線、大環状線での運用に向けて170編成以上(1,300両以上)の大量生産が予定されており、これらの路線で使用されていた旧型電車を置き換える事になっている。これにより2023年までにモスクワ地下鉄における平均車齢は15年から10年へとなり、大幅な近代化が達成される[5][8]。
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