渋谷駅駅員銃撃事件
2004年5月 - 6月に日本の東京都・神奈川県で発生した連続強盗殺傷事件 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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渋谷駅駅員銃撃事件(しぶやえき えきいんじゅうげきじけん)は、2004年(平成16年)6月23日の朝に東京地下鉄(東京メトロ)半蔵門線の渋谷駅(東京都渋谷区渋谷二丁目)[注 1]で発生した[3]強盗殺人未遂事件[14]。
本記事の元死刑囚・熊谷徳久は、実名で著書を出版しており、削除の方針ケースB-2の「削除されず、伝統的に認められている例」に該当するため、実名を掲載しています。 |
横浜中華料理店主射殺事件 渋谷駅駅員銃撃事件 | |
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場所 | |
座標 | |
標的 | 中華料理店店主(死亡)・渋谷駅の駅員(重傷)など[4] |
日付 | |
概要 | 強盗致傷などの罪により複数回、刑務所に服役した前科を有する男が出所後、拳銃により2件の連続強盗殺傷事件を起こしたほか、駅構内への放火未遂・拳銃を利用した強盗未遂を各1件起こした[4]。 |
攻撃手段 | 拳銃で至近距離から発砲する[5] |
攻撃側人数 | 1人 |
武器 | 回転式拳銃(38口径)[6] |
死亡者 | 1人(横浜中華街で中華料理店を経営していた男性)[1] |
負傷者 | 1人(東京メトロの職員・渋谷駅の駅員)[3] |
損害 | 現金約43万5,000円(横浜中華料理店主射殺事件の被害額)[1] |
犯人 | 熊谷徳久[7] |
容疑 | 銃砲刀剣類所持等取締法違反・強盗殺人未遂罪・強盗殺人罪・建造物侵入罪・強盗未遂罪・現住建造物等放火未遂罪[8] |
動機 | (強盗の動機)新規事業のための大金を得るため[5] |
対処 | 熊谷を警視庁および神奈川県警が逮捕・東京地検および横浜地検が起訴 |
謝罪 | あり[9] |
刑事訴訟 | 死刑(控訴審判決・上告棄却により確定 / 執行済み)[10] |
管轄 | |
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加害者の熊谷 徳久(くまがい とくひさ)は同年4月中旬に刑務所を出所後、5月6日には東京駅(東京都千代田区)で地下資材置き場に火を点け逃走したほか、同月26日には神奈川県横浜市で警備会社事務所を襲撃し、同月29日には横浜中華街で中華料理店を経営していた男性(当時77歳)を射殺した(横浜中華料理店主射殺事件)[14]。熊谷は刑事裁判で銃砲刀剣類所持等取締法違反・強盗殺人未遂・強盗殺人・建造物侵入・強盗未遂・現住建造物等放火未遂の罪に問われ[8]、2011年(平成23年)3月の最高裁判決で死刑が確定[15]。2013年(平成25年)9月に死刑を執行された[10]。
東京都内の駅における発砲事件は、1994年(平成6年)10月に青物横丁駅(品川区/京急本線)で発生した品川医師射殺事件以来だった[3]。なお最高裁が1983年(昭和58年)に死刑適用基準「永山基準」を示して以降、殺害された被害者が1人の事件で死刑が確定した事例は少数にとどまっている[16]。本事件でも第一審・東京地裁 (2006) は殺害された被害者が1人にとどまっていることなどを理由に死刑を回避したが[17]、東京高裁 (2007) は強固な計画性・(強盗致傷など多数の前科を有していた)被告人の犯罪性向の強さ・拳銃を使用した犯行の危険性・渋谷駅事件の被害者に重篤な後遺症が残った点などを重視し[8]、原判決(第一審判決)を破棄(自判)して熊谷に死刑を宣告[18]。当時、殺害された被害者が1人で、殺人前科のない被告人に死刑が言い渡された事例は異例だった[18]。その後、最高裁 (2011) も控訴審の判断を是認した[15]。