窪所ウィキペディア フリーな encyclopedia 窪所(くぼどころ)は、建武の新政期(広義の南北朝時代)に朝廷に設置された令外官。十数人が任命され、主に元弘の乱で功績のあった武家が占めた。職掌については二説あり、鎌倉幕府で民事訴訟(雑務沙汰)・訴訟雑務を担当した機関問注所を引き継いだ文官という説と、宮中の要所を天皇の親衛隊として警備した武官という説がある。いずれにせよ、後醍醐天皇自らが関わる重要機関だった。建武政権の崩壊に伴い、短期間で消滅した。
窪所(くぼどころ)は、建武の新政期(広義の南北朝時代)に朝廷に設置された令外官。十数人が任命され、主に元弘の乱で功績のあった武家が占めた。職掌については二説あり、鎌倉幕府で民事訴訟(雑務沙汰)・訴訟雑務を担当した機関問注所を引き継いだ文官という説と、宮中の要所を天皇の親衛隊として警備した武官という説がある。いずれにせよ、後醍醐天皇自らが関わる重要機関だった。建武政権の崩壊に伴い、短期間で消滅した。