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日本の漫画家 (1959-2019) ウィキペディアから
荻野 真(おぎの まこと、1959年5月26日[1] - 2019年4月29日[2][3])は、日本の漫画家。男性。岐阜県出身[1]。
岐阜県立恵那高等学校卒業[4]、名古屋大学理学部中退[1]。在学中は漫画研究会に所属しており、先輩に森博嗣がいた[5]。
大学では落ちこぼれてしまい、仲の良かった同人誌仲間も当時の大手出版社による「青田買い」により疎遠となってしまい、ほぼ八方ふさがりの状態になってしまっていたという。半ばやけくそで漫画の原稿を持ちこむ。最初に持ち込んだ小学館ではボロクソに叩かれ、「いったい何しに来たの?」とまで言われたという。その隣のビルであったヤングジャンプ編集部に持ち込んだ際、応対してくれた田中純に評価され、知己を得たことがその後の大きな手助けになったと後に回顧している[6]。
その後は政岡としや、釋英勝、もりたじゅんなどのアシスタントを渡り歩き、様々な出会いと経験を積む。[要出典]
デビュー作で長期連載となった『孔雀王』は「宗教漫画ブームのはしり」と称された[7]。
2019年4月29日、腎不全のため死去。59歳没。同年5月10日にヤングジャンプの公式サイト上で公表された[2][3]。
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『孔雀王』を筆頭に密教、神道などをモチーフとしたオカルト風アクション漫画家として知られている一方で、『ALGO!』『小類人』などSF作品も手がけている。 『孔雀王退魔聖伝』以降の作品では、中盤から話が広がりすぎたり、散らばったりしてうまくまとめられない、といった作風になることも多かった。 『孔雀王曲神紀』においては、その例が顕著となり、終盤の神との対決でバンド同士で歌合戦をするといった話の直後には集英社から苦言と打ち切りを宣告されている。
『孔雀王曲神紀』最終話では、伏線もなく登場した孔雀の究極形態、ゼロの超神と伊邪那岐神が刃を交えるシーンでラストを迎えている。 この描写は当時のネットで話題にもなっている。 その後は比較的、纏まった作風になっている。
『孔雀王』の連載時、夢枕獏が自作の小説『サイコダイバー・シリーズ』からの盗用を指摘して問題になった。当事者間で話し合いが持たれ、荻野と担当編集者が謝罪、さらに『孔雀王』の単行本に「参考文献」として同作の名を挙げることで事態は沈静化した。この経緯については、『サイコダイバー・シリーズ』の後書きでも言及されている。
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