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阿部 高大(あべ たかお、1972年5月11日 - )は、日本の現代アート作家。東京都大田区生まれ。
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1995年3月、オハイオ州リオグランデ大学中退(美術専攻)。2008年より現代アート作家としてモダンアートを正式に発表。2009年度第34回國美芸術展東京都知事賞(石原慎太郎賞)・2009年 名誉総裁特別賞(森喜朗)を受賞。2013年までは学校法人東京デザイナー学院非常勤講師を務める。ART STAGE SINGAPORE 2017(2017年1月12日 - 1月15日開催)に参加。スイスのプライベートバンクの日本法人であるロンバーオディエ信託株式会社[↗ 1]に、2014年から2016年まで常設展示していた。
雨の日は絶対に登校をせず、小学校ではカメハメハ大王と呼ばれていた。私立錦城高等学校在学中、授業で席を移動しながらディスカッションする課題の時に移る席ごとに机に絵を描いていた。その後もその絵が上手く描かれているので絵は消されずに維持されていた。
当時は美術大学志望ではなかったが、美術大学志望の同級生の勧めで美術大学を志望する。その後、多摩美術大学に合格するも、祖父の「私だったらアメリカへ一度は行く」という言葉に影響を受けてオハイオ州リオグランデ大学(美術専攻)への入学を選択する。
大学在学中に恩師に「アーティストになるなら建築も勉強した方が良い」と言われ、大学のラボでは絵画や彫刻に紛れて建築の模型ばかり創っていた。ニューヨークで開催された卒業作品展でも建築の模型を美術科の卒業作品として発表している。その理由はバウハウスの考え方で、建築を学ばないとアーティストになれないと誰かから聞いたため頑なにそれを守って絵を描く傍ら建築の勉強をしていた。とりわけミッドセンチュリー(1940年代〜1960年代)のアートや建築に始まり、インテリアや家具、照明、音楽やファッションに至るまで造詣が深い。建築に興味が深まるほど、内装に飾るアートの重要さに気づき、現代の建築に見合う現代アートが少ないことも鑑み、2008年より現代アート作家に専念する。彼のアートは無駄を極力排除した(マイナスの美)作風であり、彼独自の深層心理や宇宙、森羅万象をテーマにしている。とりわけ本質的には日本のアートであることに固執する。彼曰く「今の日本人はちょんまげなどしていないけれども、日本人の心はもっている。そういうアートを描きたい」。茶の精神にも深い影響を受けている。茶室に続く露地もあえて人の手で落ち葉を散らすなど自然の流れを乱さない日本人の心が存在しており、その美意識への尊敬から描く直線、真円は定規を使わずフリーハンドで描くことにこだわっている。キャンバスをあえて繋いでいく作風は豊臣秀吉が折りたたんで持ち運びを可能にした茶室を例にする日本の繋ぎ合わせる文化を継承している。
現在に至るまで年3回の新作個展を実施。年間100点前後の新作を創作し続けている。TAKAO. A GALLERY 田園調布、Fuji GALLERY YOKOHAMA(横浜馬車道)、Fuji GALLERY NAGOYA(名古屋市中区栄)は阿部高大の作品を専門的に扱う現代アートギャラリーである。
『人類の最終的な到達点』
目には見えないけれど大切なものはたくさんあります。酸素から始まり、心、愛、気持ち、想い、魂、感じること、大いなる存在、エネルギー、意思、意識、波動、心地良さ、クリアーさ、数え上げればキリがありません。地球だって意思を持ち、銀河系の惑星間だけでなく大宇宙の一員として調和しながら生きている存在です。
各惑星が調和しながら自ら自転公転を繰り返しエネルギーを生み、その調和を乱さないように変革しながら、美しく宇宙に存在しています。
宇宙が辿った軌跡と同じように、人類が最終的に到達するであろう精神性を、そこに至るまでのドラマを、私はARTのテーマとして表現しています。
阿部高大
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