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フランスの教育機関 ウィキペディアから
高等研究実習院(仏: École pratique des hautes études、略称 :EPHE)は、フランス共和国の特別高等教育機関(グランテタブリスマン)、グランゼコールである。文献学、宗教学、歴史学、生命科学、地球科学などを専門とする大学院大学、PSL研究大学構成校であり、同分野、特に歴史学における世界有数の研究機関である[1]。これまで「世界大学ランキング」においては組織が小規模であり不利となっていたが、パリ市内の他のグランゼコール、研究機関との統合により、2022年度のQS世界大学ランキングでは世界26位[2]、CWUR世界大学ランキング(Center for World University Rankings)では世界19位[3]、2021年度のARWU世界大学学術ランキング(Academic Ranking of World Universities)では世界38位[4]、THE世界大学ランキング(Times Higher Education World University Rankings)では世界40位[5]にランク付けられ、いずれもフランス国内1位と評価された。フランス政府からは主要教育研究機関に指定されており、現在は教育担当大臣の管轄下にある。1868年設立。
フランス第二帝政下で公教育相ヴィクトル・デュリュイの起草によって出された1868年7月31日の帝令により創設。学界のみならず万人のための教育機関となることを理念とした。
創立当初は以下の4部門に分かれていた。
1886年に宗教学を専門とする第5部門、1947年に経済及び社会科学を専門とする第6部門を拡充した。
その後第1部門を大学機関に、第2部門をフランス国立科学研究センター(CNRS)に委譲した。また、1975年には第6部門が独立し、社会科学高等研究院となった。
今日では以下の3部門と1研究所から構成される。
2013年7月に本拠地をパリ14区に移転している。 主な人文科学の授業はソルボンヌ大学、アジア館、フランス国立美術史研究所で行われている。
高等研究実習院は国際的に名声ある研究機関であり、実習を通じて、生命科学・地球科学・歴史学・文献学・宗教学の基礎的および応用的研究を行っている。全体で240人の研究者がいる。うち170人は教授(正確には研究ディレクターDirecteurs d'études)、70人は助教授(Maîtres de conférences)である。この他に30人程の専門研究員がいる。学生・聴講者数は3200人(2006年新学期)。その32 %を留学生が占める。
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