トップQs
タイムライン
チャット
視点
いて座タウ星
ウィキペディアから
Remove ads
いて座τ星(英語: Tau Sagittarii)は、黄道十二星座であるいて座の南側にある3等級の恒星である。
Remove ads
特徴
視等級は3.31等[1]で、いて座の中でも、明るい恒星の一つである。年周視差の値に基づくと、地球からの距離は約122光年になる[5]。
この恒星はスペクトル型K1型の巨星で、質量は太陽の1.25倍である。表面温度は太陽よりもやや低温な4,459Kで、恒星は橙色に光る。周辺減光の影響を干渉法で補正した後で、求められた角距離は3.93 ± 0.04ミリ秒である[6]。半径は推定で、太陽半径の約16倍に相当するとされている[7]。
いて座τ星は連星である可能性が指摘されているが、2016年現在、伴星と思われる天体は見つかっていない。金属量が太陽よりも54%も少ない。高速度星でもあり、秒速64kmで移動している。これは平均の速度の約4倍である。そのため、いて座τ星は銀河系外から飛来した恒星である可能性がある。
いて座τ星はレッドクランプの過程を経た巨星とされており、内部の水素は全て核融合反応で消滅していると考えられる。現在は「赤色巨星分枝 (RGB, Red Giant Branch) 」という過程にあるとされ、ヘリウムによる核融合反応が起きていると思われる[8]。
Remove ads
Wow! シグナル
いて座τ星は、肉眼で観測出来る恒星の中では、1977年に観測されたWow! シグナルの推定発信源領域に最も近い恒星である[9]。
名前と語源
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads