おうし座19番星

おうし座19番星(19 Tauri)は、おうし座の恒星でプレアデス星団に属する4等星。

おうし座19番星[1] Taygeta; 19 Tauri[2][3]
プレアデス星団での位置
仮符号・別名	タイゲタ[4]
星座	おうし座
見かけの等級 (mv)	4.30[1] 4.27 / 10.99[5]
変光星型	疑わしい[6]
位置 元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)	03h 45m 12.49578s[1]
赤緯 (Dec, δ)	+24° 28′ 02.2097″[1]
赤方偏移	0.000026[1]
視線速度 (Rv)	7.80 km/s[1]
固有運動 (μ)	赤経: 21.24 ミリ秒/年[1] 赤緯: -40.56 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π)	7.97 ± 0.33ミリ秒[1] （誤差4.1%）
距離	410 ± 20 光年[注 1] （125 ± 5 パーセク[注 1]）
絶対等級 (MV)	-1.2[注 2]
物理的性質
質量	4.5 / 3.2 M☉[7]
自転速度	133 / - km/s[8]
スペクトル分類	B6IV[1] / B9[7]
光度	600 / 150 L☉[7]
表面温度	13,400 K[7]
色指数 (B-V)	-0.11[8]
色指数 (U-B)	-0.46[8]
色指数 (R-I)	-0.09[8]
他のカタログでの名称
おうし座q星[1] BD +24 547[1] HD 23338[1] HIP 17531[1], HR 1145[1] SAO 76140[1] NSV 1264[1]
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概要

プレアデス星団の中では明るいものの一つ。B型スペクトルの準巨星で、分光連星である。月に掩蔽されることがあり、そのときの観測結果から主星と伴星の詳細がわかっている。主星と伴星は地球からは0.012秒離れて見え、1313日で公転している。この2つの星の69秒離れた位置に見える8等級の恒星が、連星系を成しているかは定かでないが、仮に連星であれば内側の連星の周りを少なくとも9,000au離れた軌道を30万年以上掛けて周回していることとなる^[7]。

名称

固有名のタイゲタ^[4] (Taygeta^[2][3]) は、ギリシャ神話に登場するアトラースとプレーイオネーの娘ターユゲテーに由来する^[2]。2016年8月21日、国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Taygeta をおうし座19番星の固有名として正式に承認した^[3]。

画像

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  プレアデス星団の構成