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おおぐま座シータ星
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おおぐま座θ星(英語: Theta Ursae Majoris)はおおぐま座にある恒星である。見かけの明るさは3.18等[1]で、おおぐま座の中では明るい恒星である。年周視差の値に基づくと、地球からの距離は43.96光年になる[8]。
1976年、Helmut A. AbtとSaul G. Levyは、おおぐま座θ星に、公転周期371日で主星を公転する伴星がある事を発表した[9]。しかし、1987年に、Christopher L. MorbeyとRoger F. Griffinは、これはデータの偶然だけで十分に説明出来るとして、伴星は存在しないと指摘した[10]。2009年にアリゾナ州にあるBok望遠鏡で観測が行われ180m/sの視線速度を検知したが、ケプラー軌道を裏付けるのにはっきりとした結果は得られなかった[11]。また、おおくま座θ星から約4.1度離れた位置には14等級の3重連星系があるが、これらは見かけの二重星とされている[12]。
おおぐま座θ星はスペクトル型F6IV[2]の準巨星とされてきた[5]。しかし、2009年にHelmut A. Abtは、おおぐま座θ星はまだ主系列星の段階にあると主張し[13]、それを踏まえて、スペクトル型をF7Vとしている場合もある。質量は太陽の1.41倍、半径は約2.5倍である。太陽よりも、光度は大きく、誕生から22億年が経過しているとされている。表面温度は約6,300Kである。おおぐま座θ星はF型主系列星なので、肉眼では、黄白色に光って見える[14]。
マクドナルド天文台の研究チームは0.05-5.2auの範囲に0.24-4.6木星質量の惑星が存在していると主張している[15]。
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脚注
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