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おしどり探偵

アガサ・クリスティの小説 ウィキペディアから

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おしどり探偵』(おしどりたんてい、原題 Partners in Crime)は、1929年に刊行されたアガサ・クリスティの短編集。クリスティの2作目の短編集であり、またトミーとタペンスシリーズ唯一の短編集である。『二人で探偵を』(東京創元社)の別訳もある。

概要 おしどり探偵 Partners in Crime, 著者 ...

内容は当時の推理小説界で有名な名探偵たちの捜査法を二人が真似するというパロディ集であり、ソーンダイク博士隅の老人といった後代にもよく知られた著名な名探偵から、ソーンリー・コルトンのような現代ではマイナーとなったものまで扱われている。また、「16号だった男」ではクリスティの代表的な人物であるエルキュール・ポアロが取り上げられている。

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あらすじ

『秘密機関』の事件後結婚したトミーとタペンス。情報機関に就職したものの事務仕事が多かったトミーの元に、上司が「スパイ疑惑で拘束された探偵の経営していた『国際探偵事務所』を引き継ぎ、そこに届くスパイ関連の文書を調査する」という任務を命じてきた。冒険に飢えていたタペンスはそれに乗じて(?)一般の探偵仕事も引き受け出し、ベレズフォード夫婦の探偵兼秘密情報部員としての生活が始まった。

収録作品

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一般書

  • 短篇タイトルの左の英字A~Oは、早川書房のクリスティー文庫版『おしどり探偵』の収録順、該当ない場合は省いている。
  • 本連作短編集は、「桃色真珠紛失事件」、「怪しい来訪者」、「霧の中の男」、「バリバリ屋」、「サニングデールの謎」、「死のひそむ家」の6篇が同題の二部構成。また、前篇「キングを出し抜く」後篇「新聞紙の服を着た男」、前篇「牧師の娘」後篇「赤色館」も二部構成になっており目次には23の項目があるが、前後篇になっている8つをそれぞれ1話と数えれば話自体は15話で構成される。最初に出版されたハヤカワ・ポケット・ミステリ版では23項全てを表示していたが、ハヤカワ・ミステリ文庫版では、二部構成の話は一つにまとめ(後篇に別題が付いているものは、前篇の題名を採用した。)15話構成に編集した[注(一般書) 1]。前篇後篇の境目にはアスタリスク(*)が挿入されている。現行のクリスティー文庫版においても15話構成は踏襲され、境目にはアスタリスクではなく空白行が入る。
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脚注(一般書)

  1. ハヤカワ・ミステリ文庫版『おしどり探偵』 381ページ[編集部付記]参照。
  2. 現在、グーテンベルク21が電子書籍化している。
  3. 他に日下弘のカバーなど。
  4. ふりがなは「ピンクパール」。
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脚注

  1. 以下、各話の元ネタについては、橋本福夫訳『おしどり探偵』(ハヤカワ・ミステリ文庫)の「訳者あとがき」による。
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