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てんびん座ベータ星

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てんびん座ベータ星
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てんびん座β(てんびんざベータせい)は、てんびん座で最も明るい恒星で3等星。

概要 てんびん座β星 Beta Librae, 仮符号・別名 ...

この星には2つの大きな特徴があり、1つは緑色の星と表現される事、もう1つはかつてアンタレスより明るかったと報告された事である[11]

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概要

視差から、地球からの距離は185光年と推測される[12]。この星の高温はシンプルなスペクトルの光を生成し、地球とこの星との間の星間ガスと塵を調査するのに理想的である。同種の多くの星のように、高速で回転しており、太陽の100倍以上の自転速度である[7]。主星の角直径は0.801 ミリ秒と測定された[8]

この星の周期的な小さな変光は、直接地球からは観測できない伴星の存在を示唆している[13]、その一方で現在のところ、単一の星に分類されている[14]

特徴

星の色

この種の星は通常は青白く見えるが、この星は緑色と表現される事がよくあり、これは肉眼で見える唯一の緑色の恒星である[11][15]

明るさ

エラトステネースによれば、この星はアンタレスより明るいと観測され、350年後のトレミーは、アンタレスと同じくらいの明るさとしている[11]。R.H.アレンは、この食違いについて、アンタレスが増光したのではないかと推測している[11]。この星が減光した可能性もあるが、現在では0.03等級の変光しかしていない[16]

名称

β Lib / β Librae。固有名のズベンエシャマリ[2] (Zubeneschamali[3][4]) ([ˌzbənˌɛʃəˈmli]は、アラビア語で「北の爪」を意味する الزبن الشمالية (al-zuban al-šamāliyya) を由来とする[16]。2016年8月21日、国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Zubeneschamali をてんびん座β星の固有名として正式に承認した[4]

かつては、ラテン語で「北の(天秤の)皿」を意味する Lanx Borealis[17]と呼ばれることもあった。

脚注

外部リンク

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