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フッ化アンモニウム
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フッ化アンモニウム(フッかアンモニウム、Ammonium Fluoride)とは、フッ化水素とアンモニアとの塩である。正塩と水素塩とが存在し、後者はフッ化水素アンモニウム(フッかすいそアンモニウム、Ammonium Hydrogenfluoride)と呼ぶ。
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性質
フッ化アンモニウムは、N‐H…F の強い水素結合ため、一般のハロゲン化アルカリMXと異なる構造を取る。屈折率は1.315.水によく溶けやや潮解性を示す。エチルアルコールに微溶、アセトン、液体アンモニアに不溶。 有毒であり、ガラスを侵すため、ポリエチレン容器に保存する。
合成
製法は氷冷したフッ化水素酸にアンモニアを通じて析出させるか、塩化アンモニウムとフッ化ナトリウムの混合物または硫酸アンモニウムとフッ化カルシウムの混合物を加熱し、昇華させて得る。
100℃以下の加熱により大部分は次のように熱分解するので水溶液を濃縮しても正塩は晶出しない。
- 2NH
4F → NH+
4 + HF−
2 + NH
3
用途
参考文献
- 長倉三郎 ほか(編)『岩波理化学辞典』第5版 CD-ROM版、岩波書店、1999年。ISBN 4-00-130102-4
- 藤本昌利『世界大百科事典』CD-ROM版、平凡社、1998年。ISBN 978-4582040029
出典
関連項目
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