トップQs
タイムライン
チャット
視点
まともじゃないのは君も一緒
ウィキペディアから
Remove ads
『まともじゃないのは君も一緒』(まともじゃないのはきみもいっしょ)は、2021年3月19日公開[注 1]の日本映画[1]。高田亮によるオリジナル脚本、監督は前田弘二、主演は成田凌と清原果耶[1][3][4]。
概要
数学一筋でコミュニケーションが不得意な予備校講師と、「恋愛はしたことはないが、恋愛雑学だけは豊富な」女子予備校生のやり取りを通じ、コミュニケーションのすれ違いや距離感のズレ、「普通」とは何かを描く[1]。予備校講師と女子予備校生に纏わる物語を描いてはいるが、主演の成田は「この映画のジャンルは分からない。恋愛映画でもなければコメディ映画でもないし、学園ものでもない。観る方の判断に委ねようと思います」とコメントしている[1]。
あらすじ
要約
視点
大野康臣は予備校の数学講師。数学者を志していたがかなわず、この仕事に就いている。数学一筋で生きてきて、世間の常識に疎く、人と普通の会話ができない。
秋本香住は予備校に通う女子高生。大野から数学の個人指導を受けている。大野とは会話がいつもかみ合わず、「先生は普通じゃない」と言う。「先生は顔もスタイルもいいのに。もったいないね。普通の会話ができれば彼女できるのに。」と言っている。思っていてもこんなことを言う生徒は香住だけ。「そのままじゃ一生結婚できないよ」とまで言われた大野は「僕も普通に結婚がしたい。僕は自分のどこが『普通』じゃないのかわからない。『普通』を教えてほしい。」と香住に懇願する。
香住は青年実業家・宮本功の大ファン。これからの時代に人はどう生きるべきかを著書や講演会で熱く語る宮本の思想に心酔している。香住は宮本の講演会へ行って、彼と親しくなる。ところが彼に婚約者がいることを知ってショックを受ける。婚約者は彼と協業する会社の社長の娘・戸川美奈子。そこで香住は考えた。大野と美奈子をくっつけて、宮本と美奈子との仲をこわしてやろう。
香住は大野に、女性と付き合うための指導を始める。まず服装を新調させ、ちゃっかり自分の服も買わせる。そして最初の練習ということで美奈子にアプローチするよう仕向け、そのための計画を考えて大野に実行させる。ところが香住が考えたとおりの普通の会話ができない大野は、うまく事が運べず、美奈子に近づくことができない。香住は怒りあきれる。
しかし大野は自分を変えようと大真面目に取り組んでいる。そんな姿を見ていて、そして大野から「君が必要なんだ」と真剣な眼差して訴えかけられて、香住は大野のことが好きになっていく。実は香住は恋愛経験がなく、どうしてこんな気持ちになったのかがわからない。そこで大野が女性と付き合う練習ということにして、大野とデートをする。香住は大野との恋人気分を楽しいと感じる。
香住が考えた次の計画は、今度はうまくいって、大野は美奈子と2人で話をすることに成功する。すると美奈子は意外に大野と気が合い、2人は親密になっていく。美奈子は、奔放な宮本は自分にふさわしくないんじゃないかと思い始めていて、そんな時に純朴な人柄の大野と出会って惹かれたのだった。2人の接近に香住は激しく動揺する。
そんな中で、香住は宮本に誘い出される。宮本は香住をラブホテルへ連れ込むが、香住がまだ高校生とわかると、何もせずにホテルを出る。香住は大野のスマホにメッセージを送って、ホテルの前まで美奈子を連れて来させ、宮本が香住とホテルから出てくるところに鉢合わせさせる。
美奈子は宮本と別れると大野に言う。しかし結局2人は別れなかった。香住は、この2人を引き離すのは無理だった、この2人が別れることはない、それが普通だ、と言う。しかし大野は憤る。平気で元の恋人に戻る宮本を君は許せるのか。『普通』だったらいいのか。そんなものに縛られるな、と。そして大野は美奈子に会う。美奈子は、宮本がどんな男かはわかっている、と言いながら、父親のビジネスのことを口にして、謝る。大野は、謝らないでほしい、それが普通なんだろうから、と言って美奈子の前から去る。
大野は香住に、これまでのことについて礼を言う。香住は「私、先生のことが好き」と言う。普通じゃないことを言っている、と大野が言うと、香住は「普通に告白してるんだよ」と答える。香住から「先生はまだ『普通』になりたい?」と尋ねられて、大野は答える。「もういいよ、『普通』は。」
Remove ads
登場人物
予備校
デートの相手関連
学校と商店街
スタッフ
- 監督:前田弘二
- 脚本:高田亮
- 音楽:関口シンゴ
- 主題歌:THE CHARM PARK「君と僕のうた」[8]
- エグゼクティブプロデューサー:西山剛史、金井隆治
- プロデューサー:小池賢太郎、根岸洋之
- 共同プロデューサー:樋口優香、丸山文成、古草昌実
- ラインプロデューサー:佐藤幹也
- 撮影:池内義浩
- 照明:岡田佳樹
- 録音:小宮元
- 美術:松塚隆史
- 編集:佐藤崇
- 音響効果:廣中桃李
- 衣裳:江口久美子
- ヘアメイク:風間啓子
- 記録:押田智子
- 助監督:高杉孝宏
- 制作担当:田山雅也
- 宣伝プロデューサー:渡辺尊俊
- 企画製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ、マッチポイント
- 配給:エイベックス・ピクチャーズ
- 共同幹事:エイベックス・ピクチャーズ、ハピネット
- 製作:「まともじゃないのは君も一緒」製作委員会(エイベックス・ピクチャーズ、ハピネット、ジョーカーフィルムズ、ジョーカーパートナーズ、UNITED PRODUCTIONS、TCエンタテインメント、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、クオラス、エイベックス・エンタテインメント)
Remove ads
受賞
- 第31回日本映画プロフェッショナル大賞
- 主演男優賞:成田凌
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads