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りゅうこつ座シータ星
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りゅうこつ座θ星(英語: Theta Carinae)は、太陽系から見てりゅうこつ座の方向約427 光年の距離にある3等星[1]。同じりゅうこつ座の β・υ・ω の3星とともに「ダイヤモンド・クロス」と呼ばれるアステリズムを成している。
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特徴

散開星団IC 2602に属しており、見かけの等級は2.76等とIC 2602の中では最も明るく見えることから、星団の通称にもなっている[6]。スペクトル分類はB0Vp[1]で、これはりゅうこつ座θ星が水素による核融合反応を起こしているB型主系列星である事を示している。pは、スペクトルに特異な性質が表れている事を示している。
りゅうこつ座θ星は、2つの恒星が2.2日の周期で公転している分光連星で、知られている中でも、公転周期が最も短い部類に属している。2つの恒星の間には、表面のガスなどの物質が行き来しているとされており、これがスペクトルに特異な性質を示している可能性がある[3]。主星は恐らく青色はぐれ星で、これは連星内で形成される、珍しいタイプの恒星である。連星系は、誕生から400万年経過しているとされており[4]、周辺のIC 2602に属している恒星よりもかなり若い[3]。
主星は、太陽の15倍の質量と、5倍の半径を持ち[3]、表面温度は31,000Kにもなる[8]。伴星についてはほとんど知られていないが、光度が主星の1%未満しかない、F型星とされている[3]。
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名称
中国では、りゅうこつ座θ星はβ星、ω星、p星、q星と共に、南船と呼ばれる星官を成している[9]。りゅうこつ座θ星は、この3番目の恒星とされているため、南船三と呼ばれる[10]。
脚注
関連項目
外部リンク
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