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アカントメリディオン

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アカントメリディオン
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アカントメリディオンAcanthomeridion)は、カンブリア紀に生息した化石節足動物の1属。中国澄江動物群から発見されるによって知られる[1][2]

概要 アカントメリディオン, 地質時代 ...
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形態

全長35mm程度の縦長い節足動物である[2]。体は丸みを帯びていた頭部と11ないし12節の背板に覆われる胴部から構成されており、尾端の中央は尖った尾節をもつ[2]。頭部左右の領域は三葉虫のように、縫合線によって隔てられている[3][2]。胴部の消化管は対になる消化腺をもつ[2]付属肢関節肢)は不明[2]

分類

アカントメリディオンはArtiopoda類(三葉虫光楯類などを含む大グループ)の節足動物である。その中で、アカントメリディオンはかつてシャンダレラ類(Xanderallidaシャンダレラシンダレラなどを含んだ群)として分類された[2]。しかし、新たな特徴に基づいた Hou et al., 2016 の分岐学的見解では、アカントメリディオンは他のArtiopoda類より早期に分岐したとされる[2]

アカントメリディオン属(Acanthomeridion)は Bergstrom & Hou 1997 によって単型であるアカントメリディオン科(Acanthomeridiidae)に含められた[4]が、Hou et al., 2016 に科不明とされるようになった[2]。1989年に記載され、2008年まででは8つの化石標本のみが知られる[3] Acanthomeridion serratum と、2016年に記載され、3つの化石標本によって知られる Acanthomeridion anacanthus という2が認められる[2]

Acanthomeridion serratum Hou, Chen & Lu, 1989
胴部11節、後方数節は左右に長い棘をもつ[2]
Acanthomeridion anacanthus Hou et al., 2016
胴部12節、後方数節の左右は長い棘を欠く[2]
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脚注

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