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アスリートフードマイスター
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アスリートフードマイスターは、一般社団法人日本アスリートフード協会が認定する民間資格である[1]。
アスリートのパフォーマンスを最大化するために、年齢別・競技別・タイミング別に、最適な食プログラムを提供する人材のことである[1]「いつ」「なにを」「どのように」食べたら良いかを分かりやすく、伝えることで競技者をサポートしながら身体づくりやパフォーマンス向上のために食事管理を行う。現役のプロアスリートや、アスリートの家族、著名人が資格を取得している。
2022年3月時点で、日本全国に2万1,559人が資格を有している[1]。
2015年10月以前はジュニア・アスリートフードマイスター(現アスリートフードマイスター3級)アスリートフードマイスター(現アスリートフードマイスター2級)という名称であった[2]。
概要
一般社団法人日本アスリートフード協会が開催するアスリートフードマイスター養成講座を受講した後、修了試験に合格すると、資格認定される[2][要検証]。
資格認定事業は2010年7月にスタート。2022年3月末時点でのアスリートフードマイスター3級は17,484人で、2級は643人、1級が67人となっている[1]。
コース名
- アスリートフードマイスター3級(旧 ジュニア・アスリートフードマイスター)
- アスリートフードマイスター2級(旧 アスリートフードマイスター)
- アスリートフードマイスター1級
◆アスリートフードマイスター3級(旧 ジュニア・アスリートフードマイスター)
「スポーツのための食事学」の基礎知識を中心に学ぶ。身につけた知識を自分や家族の食生活に役立てることを目指す。合格率は約85%[3]。
◆アスリートフードマイスター2級(旧 アスリートフードマイスター)
アスリートの食事マネジメントを担える人を目指す。 アスリートをより深く理解するため身体のメカニズム、栄養学、競技者とのコミュニケーション手法を学ぶ。検定試験では、筆記試験(一次試験)と面接試験(二次試験)が実施される。合格率は約35%ほど[4]。
◆アスリートフードマイスター1級
プロアスリートやハイアマチュアアスリートに帯同する、“メンター”としてのアスリートフードマイスター。栄養管理、ケガや病気の予防と治療の事例研究、医療との連携方法などを学び、コーチングの手法を用いてサポートする力を身につける。検定試験では、筆記試験(一次試験)と面接試験(二次試験)が実施される。合格率は約30%ほど。合格後は年に1回活動レポートを事務局へ提出する必要がある[5]。
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取得した著名人
- 里田まい[6] (夫田中将大選手)
- 畠山愛理[7] (夫シカゴ・カブスの鈴木誠也選手)
- 高梨臨[8][9](夫槙野智章選手)
- 押切もえ[10](夫涌井秀章選手)
- 田中美穂[11](夫稲本潤一選手)
- 潮田玲子[12](夫増嶋竜也選手)
- 前田早穂(成嶋早穂)[13](夫前田健太選手)
- 三輪麻未[14](夫大迫勇也選手)
- 佐藤ありさ[15](夫長谷部誠選手)
- 真野恵里菜[16](夫柴崎岳選手)
- 衛藤美彩[17](夫源田壮亮選手)
- 瀬戸優佳(馬淵優佳)[18](夫瀬戸大也選手)
- 丸高愛実[19](夫柿谷曜一朗選手)
- 本田朋子[20](夫五十嵐圭選手)
- 宇佐美蘭[21](夫宇佐美貴史選手)
- 原口るりこ[22](夫原口元気選手)
- 松尾 翠[23](夫福永祐一騎手)
- 山田ローラ[24](夫山田章仁選手)
- 榮倉奈々[25]
- 近藤千尋[26][27]
- 道端カレン[28]
- 小島よしお[29]
- 土屋炎伽[30]
- 村山彩[31]
- おのののか[32](夫塩浦慎理選手)
- 竹脇まりな[33]
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取得しているアスリート/元アスリート
取得しているアスリートの家族(関係者)
アスリートフードマイスターの評価
民間のスポーツ栄養を学ぶ資格として、登竜門的扱いとされている。
スポーツ選手と結婚する相手のお決まりとしてアスリートフードマイスターを取得していることが多い[54]。
田中将大投手の妻である里田まいが2012年に取得しており[55]、結婚後の2013年のシーズンにて、夫である田中が前人未踏のシーズン開幕24連勝を挙げるなど、東北楽天ゴールデンイーグルスのリーグ優勝と日本一に貢献したことにより、妻の里田の作る栄養バランスに優れている料理がアスリートの夫の活躍を支える『内助の功』として各メディアで取り上げられている[56]。
食の国家資格である栄養士と比較されることがあるが、だれでも受けることができ、比較的短い期間でも取得できる資格であるので、食事について学びたい忙しいアスリートやその家族に人気がある。2018 FIFAワールドカップでは、日本代表23人の内5名の選手の妻はアスリートフードマイスターであった[57]。
東京2020オリンピックパラリンピックにおいて競泳女子400M個人メドレー・200M個人メドレーで金メダル2冠を達成した大橋悠依は、現役アスリートとして、アスリートフードマイスターを取得した初の金メダリストとなった[58]。
日本アスリートフード協会の取り組みとして、アスリートフードサポート制度(AFS)がある。国内ベスト8入りを目指すスポーツチームや個人アスリートを対象に『食環境の整備・食事や栄養指導の強化』を行い、アスリートにとって大切な「食と栄養」を通じ、『パフォーマンスの向上と結果』に結びつけるためのサポートを行っている。2020年明治大学体育会水泳部男子のインカレ優勝にも貢献している[59]。
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出典・脚注
関連項目
外部リンク
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