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アポロニウスの定理
三角形の定理 ウィキペディアから
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幾何学におけるアポロニウスの定理(アポロニウスのていり)は、三角形の中線の長さと辺の長さに関係する定理である。「三角形の任意の二辺の平方和は第三辺の半分の平方の2倍と第三辺を二分する中線の2倍の和に等しい」という。


green area = red area
すなわち、任意の三角形をとして、中線をとすると
この定理はスチュワートの定理の特殊な場合である。の二等辺三角形ならば、中線はと垂直となり、三角形(または三角形 )におけるピタゴラスの定理と一致する。また、平行四辺形の対角線が互いに二分するという事実から、平行四辺形の法則とも同値である。
この定理は古代ギリシャの数学者ペルガのアポロニウスにちなんで名付けられた。
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証明
要約
視点

スチュワートの定理の特殊な場合として、あるいはベクトルを用いて証明することができる。以下の証明は余弦定理を用いたものである[1]。
任意の三角形の三辺の長さをとして、の中線の長さをとする。また、中線に二分された線分の長さをとする(はの半分)。
さらに、とによる角の大きさをととし、はの対角、はの対角とする。すなわち、はの補角であり、 となる。
このとき、余弦定理より、
第一式と第三式の辺々を加えると
以上より、定理が証明された。
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脚注
外部リンク
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