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アムラー
安室奈美恵のファン名称 ウィキペディアから
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アムラーとは、日本の歌手・安室奈美恵を模倣したファッションする人をいう[1]。現在は、安室奈美恵のファン名称として使われている。
概説
呼称は、安室に英語風接尾辞の「-er」をつけたもの。
1995年に現れ、1996年をピークに女性の間で流行し、同年の「新語・流行語大賞」のトップテン入賞も果たした[2][3]。
ミニスカート・厚底ブーツ・ロングヘアに茶髪・剃り落とした後に描いたような極端な細眉が特徴で、日焼けサロンなどで焼いた浅黒い肌も好まれた。
1970年代のファッションが復活し、サーファーのようなゆったりとした形式など、ファッションが多様化していく最初の時期でもある。アムラーの場合、1970年代に流行したブーツを取り入れ、茶髪にシャギーを入れた髪型、ブラックやブラウンなど、シャドー系のメイクが流行した。小さなTシャツやミニスカートなどはLAファッションと呼ばれ、当時の10代の女性のファッションとして定着していく。
2020年秋冬前後より、かつての流行りとなっていたニーハイといった厚底ブーツやルーズソックスが再び流行し始めたものの、当時はコロナ禍の最中であり、ステイホームや不要不急の外出制限などが叫ばれていた時期だったため、大きな流行のうねりにはならなかった。コロナ禍が沈静化した2022年後半以降は、Y2Kファッション(2000年代の流行を取り入れたファッション)の再燃による影響もあってか、かつてのアムラー世代であった就職氷河期・プレッシャー世代(1977年〜85年産まれ)の子供世代にあたる後期Z世代及び初期α世代(2005年〜2014年産まれ)が真似る現象が起きている。
名前の由来
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〜ラー
- 「アムラー」登場前
- シャネラー(シャネルブランドを愛好する人々)という言葉があった。関西の一部の女子大生が用いており、雑誌『JJ』(1994年8月号など)が取り上げて全国に広まったという説がある。このほか、渋カジにおいて、渋谷界隈のショップ名+erでその顧客を表現する用法もあったという(バックドロッパー、レッドウッダーなど)[5]。
- 「アムラー」登場後
- 有名人のファッションや雰囲気に憧れて、それを取り入れる人々を表現する、ハマダー[注 1](浜田雅功)、シノラー(篠原ともえ[注 2])、カハラー(華原朋美)などの言葉が続々と生まれた。また、ら行で終わらない対象に対しても、一律に「ラー」を付けるものもあった。例えばナオラー(飯島直子)、パフィラー(PUFFY)、トモラー(山口智子)、マツラー(松たか子)など。なお、一時的にアユラー(浜崎あゆみ)も存在していた(現・愛称はayu=アユ)。
- その後、マヨラー(マヨネーズ)、ムジラー(無印良品)、ゴリラー(ゴリラ)など、ファッション以外にも広がった。
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脚注
関連項目
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