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2000年代
十年紀 ウィキペディアから
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2000年代(にせんねんだい)
- 西暦(グレゴリオ暦)2000年から2009年までの10年間を指す十年紀。本項で詳述する。
- 西暦2000年から2099年までの100年間を指す。21世紀とほぼ同じ意味であるが、開始と終了の年が1年ずれている。
- 西暦2000年から2999年までの1000年間を指す。3千年紀とほぼ同じ意味であるが、開始と終了の年が1年ずれている。

中段: (左)2004年に発生したスマトラ島沖地震による津波は、多くの被害者を出した。(右)2001年から始まった対テロ戦争で、軍用ヘリコプターに乗り込む米国軍。
下段: (左)2007年から2008年のサブプライムローン問題を端とする世界金融危機。(中央)2008年に開催された北京オリンピックの開会式の花火を見つめる中国兵。(右)YouTubeやFacebook、TwitterやRSSなど、世界中にソーシャルメディアが広まった。
20世紀と21世紀に跨がる大きな区切りの年代であり[注 1]、21世紀初頭において、00年代(ぜろぜろねんだい)や0(ゼロ)年代(ぜろねんだい)と呼称されることもある。この項目では、国際的な視点に基づいた2000年代について記載する。
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できごと
2000年
→詳細は「2000年」を参照
- 1月1日 - 西暦2000年代が始まりコンピュータの2000年問題の発生が注目されたが、大きな問題などは起こらずに無事年越しを迎えた。
- 6月13日〜15日 - 平壌で朝鮮半島分断後初の南北首脳会談が開かれる。
- 7月21日〜23日 - 九州・沖縄サミットが沖縄県名護市で開催。
- 7月25日 - エールフランスのコンコルド機、パリで離陸直後に墜落、死者114人。
- 9月6日〜8日 - 国連ミレニアム・サミットがニューヨークで開催され、8日の本会議では国連ミレニアム宣言が採択された。この宣言をもとに2015年までの国際目標として、ミレニアム開発目標 (MDGs) が2001年に取りまとめられている[1][2][3]。
- 9月15日〜10月1日 - シドニーオリンピック(第27回夏季オリンピック)開催。
- 10月18日〜29日 - シドニーパラリンピック(第11回夏季パラリンピック)開催。
- 11月7日 - アメリカ大統領選挙、ジョージ・ウォーカー・ブッシュが当選。
2001年
→詳細は「2001年」を参照
2002年
→詳細は「2002年」を参照
- 1月1日 - EU域内12カ国、通貨をユーロに統合。
- 2月8日〜24日 - ソルトレークシティオリンピック(第19回冬季オリンピック)開催。
- 3月7日〜16日 - ソルトレークシティパラリンピック(第8回冬季パラリンピック)開催。
- 4月24日 - 瀋陽総領事館北朝鮮人亡命者駆け込み事件が起こる。
- 5月20日 - 東ティモール独立。
- 5月31日〜6月30日 - FIFAワールドカップ・日韓大会が開催。
- 9月17日 - 初の日朝首脳会談。10月15日に拉致被害者5名が日本へ帰国。
- 9月20日 - スイスと東ティモールが国連に加盟。
- 10月 - バリ島爆弾テロ事件、モスクワ劇場占拠事件など、多数の死者を出したテロが相次ぐ。
2003年
→詳細は「2003年」を参照
2004年
→詳細は「2004年」を参照
2005年
→詳細は「2005年」を参照
2006年
→詳細は「2006年」を参照
- 2月10日〜26日 - トリノオリンピック(第20回冬季オリンピック)開催。
- 3月10日〜19日 - トリノパラリンピック(第9回冬季パラリンピック)開催。
- 3月13日〜20日 - 第1回ワールド・ベースボール・クラシック開催。
- 2006 FIFAワールドカップ開幕。
- 7月5日 - 北朝鮮がテポドン2号の発射実験。
- 10月9日 - 北朝鮮が初の地下核実験実施。
- 12月21日 - トルクメニスタンのサパルムラト・ニヤゾフ大統領が死去。
- 12月30日 - イラクのサッダーム・フセイン元大統領死刑執行。
2007年
→詳細は「2007年」を参照
2008年
→詳細は「2008年」を参照
- 2月9日〜11月15日 - 世界各地で第34回主要国首脳会議が開催。
- 2月10日 - ソウルの崇礼門が放火により焼失。
- 3月10日〜4月26日 - チベット暴動が起こる。
- 4月27日 - ミャンマーにサイクロン・ナルギスが発生。
- 5月12日 - 中華人民共和国で四川大地震が起こる。
- 5月28日 - ネパールで王制が廃止される
- 8月8日〜24日 - 北京オリンピック(第29回夏季オリンピック)開催。
- 9月6日〜17日 - 北京パラリンピック(第13回夏季パラリンピック)開催。
- 9月15日 - リーマン・ショック。以降、本格的な世界金融危機に発展。
- 10月11日 - 米政府が北朝鮮のテロ支援国家指定を解除。
- 11月14日〜15日 - 第1回20か国・地域首脳会合 (G20) が開催。
2009年
→詳細は「2009年」を参照
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世相と文化
社会
- アメリカ単独覇権の時代が続くと予想されていたが、アメリカ同時多発テロ以降イスラーム過激派によるテロが多発。対抗して始まったアフガニスタン紛争、イラク戦争は泥沼化し、サブプライムローン問題を発端に世界中の金融機関で信用収縮の連鎖が勃発、リーマンショック以降の世界同時不況を招き、先進国を中心に市場の収縮が起こった。
- これらにより日米欧のプレゼンスが低下。 経済成長著しいインド・中国・ブラジル、資源価格の高騰の恩恵を受けたロシア・中東産油国などBRICS諸国をはじめとするG20新興国が台頭していった。 ベトナムは海外からの投資が好調で、高度経済成長が始まる。インドネシアでは2000年代前半、タイでは2000年代中頃から政治的な混乱が多発した。一方で経済成長に伴い新興国の環境問題も深刻化した。
- 反米感情を背景にラテンアメリカでは左派政権が次々誕生し、地域統合の機運が高まった。
- 旧東側の中欧諸国やバルト三国のEU加盟以降、これらの国へ生産拠点を移す動きが活発化し、中東欧諸国と西欧諸国との一体性が強まる。一方、冷戦時にこの地域で影響力を発揮してきたロシアとの摩擦も顕在化。
- 重症急性呼吸器症候群 (SARS) や新型インフルエンザ (A/H1N1) といった新興感染症がエピデミックを起こした。
- 資源価格高騰と地球温暖化の社会問題化に伴い、欧州諸国を中心に太陽光発電・風力発電など再生可能エネルギーの利用が本格化。原子力発電も見直された。
- 2001年にオランダで世界初の同性結婚が認められると、その後はヨーロッパの各地(主に北欧および西欧)や北米、南米、オセアニア、南アフリカ共和国でも同性結婚およびそれに準ずるパートナーシップ制度容認の流れが広がった。
コンピュータとインターネット
- パーソナルコンピュータや携帯電話がコモディティ化し、インターネットの利用が広がる。デジタルオーディオプレーヤー、スマートフォンなどインターネットの利用を前提としたデジタル家電製品が大ヒットし、新しいデジタルライフスタイルが浸透していく。一方で、インターネットを利用した犯罪やコンピュータセキュリティが深刻な社会問題となった。
- Yahoo!、Google、Amazon.com、MySpace、Facebook、YouTube、Twitterなどのネットサービスが現れ、人々のライフスタイルを変えた。 Wikipediaもこの時代に登場した。
通信
- 第3世代移動通信システム (3G)であるW-CDMAやCDMA2000などが登場したが、従来のデジタル方式の移動通信システムを完全に置き換えるに至らず、日本や韓国など一部の地域を除いて第2世代移動通信システム (2G)であるGSMとその発展システムが依然として広く使われ続けた。
コンピュータゲーム
- テレビゲーム市場では2000年代の前半(第6世代)にソニー・コンピュータエンタテインメント (SCEI) の「PlayStation 2」が前世代機に引き続いて市場をリードしていたが、後半(第7世代)になると任天堂が「Wii」で挽回し、さらにマイクロソフトの「Xbox 360」、SCEIの「PlayStation 3」もそれに続く形で三つ巴の様相を呈した。携帯型ゲームでは引き続き任天堂の「ゲームボーイアドバンス」や「ニンテンドーDS」シリーズが世界的に覇権を握っている。
- PlayStation 2
- ニンテンドーゲームキューブ
- Xbox
- Xbox 360
- PlayStation 3
- Wii
- ゲームボーイアドバンス
- PlayStation Portable
- ニンテンドーDS
音楽
- インターネットの普及により音楽はデジタル化され、2001年に登場したiPodをはじめとするデジタルオーディオプレーヤーの人気が上昇する。それに伴い、米国のみならず世界的にCD、レコードなど物理媒体の売上が著しく減少した。
- 2000年代初頭、NapsterなどのP2Pネットワークの登場により、MP3データの違法ダウンロードが横行した。
- 2003年に開始されたiTunes Music Storeにより、楽曲のデジタル・ダウンロード販売が普及した。
- ヒップホップの商業的人気がピークに達した。エミネムは2000年代を通して最も売れたミュージシャンとなった。
建築
→「2000年代の建築」も参照
- 超高層建築物・構築物
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人物
アメリカ合衆国とヨーロッパ
政治
思想と哲学
- アントニオ・ネグリ(1933年 - 2023年)
- エルネスト・ラクラウ(1935年 - 2014年)
- シャンタル・ムフ(1943年 - )
- ジョセフ・ユージン・スティグリッツ(1943年 - )
- ナンシー・フレイザー(1947年 - )
- マーサ・ヌスバウム(1947年 - )
- デイヴィッド・ライアン(1948年 - )
- トニー・ジャット(1948年 - 2010年)
- ドゥルシラ・コーネル(1950年 - )
- エマニュエル・トッド(1951年 - )
- ポール・クルーグマン(1953年 - )
- スティーブン・ピンカー(1954年 - )
- マイケル・ハート(1960年 - )
- デイビッド・チャーマーズ(1966年 - )
文学
- ドリス・レッシング(1919年 - 2013年)
- ヴィンフリート・ゲオルク・ゼーバルト(1944年 - 2001年)
- トム・クランシー(1947年 - )
- シャンタル・トマ(1948年 - )
- パスカル・キニャール(1948年 - )
- スティーグ・ラーソン(1954年 - 2004年)
- ライオネル・シュライヴァー(1957年 - )
- フィリップ・クローデル(1962年 - )
- ダン・ブラウン(1964年 - )
- ジョナサン・リテル(1967年 - )
- ジョナサン・サフラン・フォア(1977年 - )
芸術
- レベッカ・ホルン(1944年 - )
- ダニエル・リベスキンド(1946年 - )
- マルレーネ・デュマス(1953年 - )
- アンドレアス・グルスキー(1955年 - )
- アンディー・ゴールズワージー(1956年 - )
- ジュリアン・オピー(1958年 - )
- ロン・ミュエク(1958年 - )
- グレイソン・ペリー(1960年 - )
- トーマス・デマンド(1964年 - )
- マーク・クイン(1964年 - )
- オラファー・エリアソン(1967年 - )
- ヴォルフガング・ティルマンス(1968年 - )
- マーティン・クリード(1968年 - )
- バンクシー(生年月日未公表)
ファッション
映画とエンターテイナー
- モーガン・フリーマン(1937年 - )
- マイケル・ガンボン(1940年 - 2023年)
- ミヒャエル・ハネケ(1942年 - )
- アラン・リックマン(1946年 - 2016年)
- ロビー・コルトレーン(1950年 - 2022年)
- ペドロ・アルモドバル(1951年 - )
- ジャン・ピエール・ジュネ(1953年 - )
- ロン・ハワード(1954年 - )
- ラース・フォン・トリアー(1956年 - )
- アキ・カウリスマキ(1957年 - )
- ティム・バートン(1958年 - )
- ショーン・ペン(1960年 - )
- ジョージ・クルーニー(1961年 - )
- スティーヴン・ソダーバーグ(1963年 - )
- ミシェル・ゴンドリー(1963年 - )
- ジョニー・デップ(1963年 - )
- ラッセル・クロウ(1964年 - )
- フランソワ・オゾン(1967年 - )
- ニコール・キッドマン(1967年 - )
- フィリップ・シーモア・ホフマン(1967年 - 2014年)
- ガイ・ピアース(1967年 - )
- ダニエル・クレイグ(1968年 - )
- ウィル・スミス(1968年 - )
- クリストファー・ノーラン(1970年 - )
- ヒラリー・スワンク(1974年 - )
- アンジェリーナ・ジョリー(1975年 - )
- シャーリーズ・セロン(1975年 - )
- ミラ・ジョヴォヴィッチ(1975年 - )
- ヒース・レジャー(1979年 - 2008年)
- アン・ハサウェイ(1982年 - )
- ルパート・グリント(1988年 - )
- ダニエル・ラドクリフ(1989年 - )
音楽
科学と技術
スポーツ
- ジョー・トーリ(1940年 - )
- ボビー・コックス(1941年 - )
- ルー・ピネラ(1943年 - )
- トニー・ラルーサ(1944年 - )
- ジム・リーランド(1944年 - )
- フィル・ジャクソン(1945年 - )
- グレッグ・ポポヴィッチ(1949年 - )
- ダスティ・ベイカー(1949年 - )
- テリー・フランコーナ(1959年 - )
- ランディ・ジョンソン(1963年 - )
- バリー・ボンズ(1964年 - )
- グレッグ・マダックス(1966年 - )
- オリバー・カーン(1969年 - )
- ケン・グリフィー・ジュニア(1969年 - )
- シャキール・オニール(1972年 - )
- ジネディーヌ・ジダン(1972年 - )
- デレク・ジーター(1974年 - )
- デビッド・ベッカム(1975年 - )
- アレックス・ロドリゲス(1975年 - )
- タイガー・ウッズ(1975年 - )
- ティム・ダンカン(1976年 - )
- ケビン・ガーネット(1976年 - )
- フロイド・メイウェザー・ジュニア(1977年 - )
- ロイ・ハラデイ(1977年 - 2017年)
- ティエリ・アンリ(1977年 - )
- ミロスラフ・クローゼ(1978年 - )
- ダーク・ノヴィツキー(1978年 - )
- コービー・ブライアント(1978年 - 2020年)
- CC・サバシア(1980年 - )
- ダビド・ビジャ(1981年 - )
- ジャスティン・バーランダー(1983年 - )
- レブロン・ジェームズ(1984年 - )
- クリスティアーノ・ロナウド(1985年 - )
- マイケル・フェルプス(1985年 - )
ロシアと旧ソ連諸国
- ウラジーミル・プーチン(1952年 - )
- ヴィクトル・ユシチェンコ(1954年 - )
- ユーリヤ・ティモシェンコ(1960年 - )
- ドミートリー・メドヴェージェフ(1965年 - )
- グリゴリー・ペレルマン(1966年 - )
- ミヘイル・サアカシュヴィリ(1967年 - )
- エフゲニー・プルシェンコ(1982年 - )
ラテンアメリカ
サハラ以南のアフリカ
中央・西アジア
- サッダーム・フセイン(1937年 - 2006年)
- オルハン・パムク(1952年 - )
- ウサーマ・ビン・ラーディン(1957年 - 2011年)
- モフセン・マフマルバフ(1957年 - )
- ムハンマド・オマル(1959年? - 2013年)
東南アジア
- マハティール・ビン・モハマド(1925年 - )
- グロリア・アロヨ(1947年 - )
中国
台湾
韓国
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脚注
関連項目
外部リンク
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