アムリノン

アムリノン（Amrinone）とは強心薬の1つ。正確な作用機序は不明であるが血管拡張作用を有する。ホスホジエステラーゼ阻害作用を有する。鬱血性心不全に治療に使用される。重大な大動脈あるいは肺動脈の弁膜障害が存在する動物およびアムリノンに対して過敏反応を示す動物への使用は禁忌。変力作用のある強心配糖体はアムリノンと相加作用がある。

アムリノン

IUPAC命名法による物質名
IUPAC名 5-amino-3,4'-bipyridin-6(1H)-one
臨床データ
胎児危険度分類	US: C
法的規制	US: ℞-only
薬物動態データ
生物学的利用能	n/a
血漿タンパク結合	10~49%
代謝	肝臓
半減期	5~8時間
排泄	尿 (63%) 、糞便(18%)
データベースID
CAS番号	60719-84-8
ATCコード	C01CE01 (WHO)
PubChem	CID: 3698
ChemSpider	3570
UNII	JUT23379TN
KEGG	D00231
ChEMBL	CHEMBL12856
化学的データ
化学式	C10H9N3O
分子量	187.198 g/mol
SMILES O=C2C(/N)=C\C(\c1ccncc1)=C/N2
InChI InChI=1S/C10H9N3O/c11-9-5-8(6-13-10(9)14)7-1-3-12-4-2-7/h1-6H,11H2,(H,13,14)  Key:RNLQIBCLLYYYFJ-UHFFFAOYSA-N

関連項目

• ビピリジン

参考文献

• Donald C. Plumb著 佐藤宏ほか監訳 『プラム 動物用医薬品ハンドブック 原書第3版』 株式会社ワハ 2003年