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アルメーレ国際園芸博覧会
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アルメーレ国際園芸博覧会(Floriade Expo Amsterdam - Almere 2022) (フロリアード 2022)は、オランダのアルメーレで開催された国際園芸博覧会である。通算7回目のフロリアードとして、2022年4月14日から10月9日まで開催された。[3] 2017年11月15日、国際博覧会事務局(BIE)により国際園芸博覧会として正式認定された。テーマは「グリーンシティを育てよう(Growing Green Cities)」であり、都市と自然の共生を重視している。[4]
建設は2020年2月、アルメーレ市のヴェールワーター湖畔にてアムベスト社とデュラ・フェルメール社により開始された。アルメーレ市の開催立候補は2012年に決定し、開催中のフェンロー国際園芸博覧会閉幕直後に承認された。2021年10月、主催団体のオランダ園芸評議会(NTR)は、将来的にフロリアードを継続開催しない可能性を示唆した。[5] 実際、2022年博覧会は1億ユーロを超える赤字を計上し、来場者数も想定を大幅に下回ったため、将来的にフロリアードを終了する決定がなされた。[6]
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歴史
立候補と決定
2011年9月に開催地募集が開始され、同年12月1日までに7候補(リヴィエレン地域、北ホラント北地域、アルメーレ市、アムステルダム市、ボスコープ地域、フローニンゲン市、レリースタットのフレヴォラント協同組合)が応募した。
一次審査ののち、オランダ園芸評議会(NTR)は4候補に絞り、2012年7月1日までに詳細な計画書(ビッドブック)を提出するよう要請した。最終的に2012年9月24日、リッセのキューケンホフ城での発表会において、2022年フロリアードはアルメーレ市で開催されることが決定した。[7]
建設
工事は2020年2月14日に開始され、道路や橋、モデル住宅、各国パビリオンなどが整備された。設計にはMVRDVをはじめ、エリック・ファン・エゲラート、ポール・デ・ルイター、レネ・ファン・ズーク、Studio RAPなどが関わった。 2020年には一般公開のプレビューセンターが開設され、2021年6月にはドッペルマイヤー社製のケーブルカーが完成した。[8]
会期後の再開発
博覧会終了後、会場は「ホルトゥス(Hortus)」と呼ばれる約660戸の住宅街として再開発されている。[9] 展示施設の一部は恒久的に保存され、ウィニー・マース設計の樹木園(アーボリタム)も街区の一部として残されている。
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運営
- 入場料:大人€29 小人€19[10](当時のレートで大人4000円前後、小人2600円前後)
会場は「Urban District」 「Hortus Avenue」 「Green Island」 「Utopia Island」 の4つのエリアで構成され、2か所あるゲートをケーブルカーで繋いでいた。ステージイベントはメインステージ、国際会議やパーティーはカンファレンスパビリオンで主に実施された[11]。
館長は当初ヤンネヴィツケ・デ・フリースとヤン・ウィレム・グリープが務めたが、両者が離任したのち、ピーター・クロウやスヴェン・スティマクら複数の交代を経て、最終的にハンス・バッカーが館長に就任した。[12]
日本館
出展テーマ: SATOYAMA Farm Garden[13]
関東平野にみられる農家及び屋敷林をイメージし、屋敷地と農地、里地・里山が一体となった日本の伝統的な循環型のライフスタイルを表現するとともに、現代の花き園芸技術や花の文化を屋内・屋外トータルで展示した。 これは都市への人口集中の中で緑を活用して快適な都市を作るという本博覧会のテーマ (Growing Green Cities) にも貢献するライフスタイルの提案である。
日本国出展は Urban District ゾーンに1,800 ㎡の区画を利用して整備した。今回の出展は北京国際園芸博覧会と同様、日本展示館と日本庭園を同一の区画において上記テーマのもとに一体的に整備した。
面積内訳は、日本庭園 1,407.46㎡、日本展示館238.14㎡、バックヤード 154.4㎡。 また、フロリアード2022会場跡地は新たに区画整理されるため、日本展示館は撤去することが前提条件で整備され、施設の主要構造は木造、平屋建てとした。
ギャラリー
- グリーンアイランドでの展示
- ユートピア島の風景
- 中国館
- ドイツ館
- 日本館
- 環境配慮型タイニーハウス
- ユートピア島の灯台
脚注
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