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アントーニオ・ダ・ノーリ (駆逐艦)
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アントーニオ・ダ・ノーリ(Antonio da Noli)は1920年代末にイタリア王立海軍向けに建造された12隻のナヴィガトーリ級駆逐艦の1隻。1931年に竣工し、第二次世界大戦に参加した。
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設計と詳細
ナヴィガトーリ級駆逐艦は、フランスの大型駆逐艦シャカル級およびゲパール級に対抗するために設計された[1]。主要寸法は全長107.3m、型幅10.2m、平均喫水3.5mとなっている[2]。排水量は基準排水量1,930 tおよび満載排水量2,621 tである。戦時体制では総員222名から225名が乗艦した[3]。
ナヴィガトーリ級は、4基のオデーロ式水管ボイラーからの蒸気を使用する2基のパーソンズ式ギアード蒸気タービンを動力とし、各タービンがそれぞれ1基のスクリュープロペラを駆動した。タービンは55,000軸馬力 (41,000 kW)[3]を発揮し、速力は32ノット (59 km/h; 37 mph)に達するよう設計されたが、海上公試では軽積載ながら38–41ノット (70–76 km/h; 44–47 mph)に達した[4]。速力18ノット (33 km/h; 21 mph)で3,800海里 (7,000 km; 4,400 mi)を航海するに十分な燃料を搭載することができた[3]。
主砲列には6門のアンサルドModel 1926 50口径120mm砲を3基の2連装砲塔に搭載し、前後の上部構造物と船体中央に配置した[5]。ナヴィガトーリ級の対空兵装は1対の単装40mm対空機関砲が前方ファンネル部にに配置され、4基の2連装ブレダM35 20mm機関砲も備えられた。6門の533 mm魚雷発射管が3連装として船体中央部左右に配置された。ナヴィガトーリ級は86発から104発の機雷を搭載できた[4]。
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建造
アントーニオ・ダ・ノーリは、1927年7月25日にリヴァ・トリゴゾのティレニア海造船所で起工され、1929年5月21日に進水して同年12月29日に就役した[2]。
脚注
書誌情報
関連項目
外部リンク
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