アヴェンサ358便墜落事故

アヴェンサ358便墜落事故（アヴェンサ358びんついらくじこ）は、1974年12月22日に発生した航空事故である。ホセ・タデオ・モナガス国際空港（英語版）からシモン・ボリバル国際空港へ向かっていたアヴェンサ358便（マクドネル・ダグラス DC-9-14）がホセ・タデオ・モナガス国際空港を離陸直後に墜落し、乗員乗客75人全員が死亡した^[1]。

アヴェンサ 358便

1967年3月に撮影された事故機
事故の概要
日付	1974年12月22日
概要	原因不明、制御の喪失
現場	ベネズエラ ホセ・タデオ・モナガス国際空港（英語版）付近
乗客数	69
乗員数	6
負傷者数	0
死者数	75（全員）
生存者数	0
機種	マクドネル・ダグラス DC-9-14
運用者	AVENSA（英語版）
機体記号	YV-C-AVM
出発地	ホセ・タデオ・モナガス国際空港（英語版）
目的地	シモン・ボリバル国際空港

事故機

事故機のマクドネル・ダグラス DC-9-14（YV-C-AVM）は製造番号47056として製造され、1967年に初飛行して同年にアヴェンサに納入された。エンジンはプラット・アンド・ホイットニー JT8D-7Aを搭載していた^[1][2]。

事故の経緯

358便はホセ・タデオ・モナガス国際空港の滑走路05から離陸した。離陸して5分後にパイロットは管制に緊急事態を宣言した。その後358便は制御不能となってベネズエラのマトゥリンから32kmの地点に墜落し、乗員乗客75人全員が死亡した^[1]。

事故原因

ベネズエラ当局及び国家運輸安全委員会（NTSB）が事故調査を行った。昇降舵の故障が考えられたが、事故原因は特定されずに終わった^[1][3]。

その後

2008年2月23日にサンタバーバラ航空518便墜落事故が発生した際、ベネズエラのGlobovisión（英語版）で少し取り上げられた。

関連項目

• サザン航空242便墜落事故
• ブリティッシュ・エアウェイズ9便エンジン故障事故
• ギムリー・グライダー
• タカ航空110便緊急着陸事故
• アビアンカ航空52便墜落事故
• スカンジナビア航空751便不時着事故
• ガルーダ・インドネシア航空421便不時着事故