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イキケ

チリの都市 ウィキペディアから

イキケ
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イキケ (スペイン語: Iquique, スペイン語発音: [iˈkike]) は、チリ北部のタラパカ州の州都である。

概要 イキケ Iquique, 位置 ...
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歴史

イキケ付近には、紀元前7000年以前からヒトが居住していたと判明している。この地が西洋人によって発見されたのは16世紀である。その後、スペインの植民地時代を経て、19世紀末にはペルーが領有していた。19世紀末におけるイキケの主要産業は、アタカマ砂漠で産出したチリ硝石に関連した産業であった。この硝石をめぐり、チリとペルー・ボリビアの間で1879年太平洋戦争が勃発し、イキケの海戦も起きた。戦争の結果、イキケはチリ領として確定し、ペルー人はペルー領へ移動した。

ただ、その後も平穏とはゆかず、1907年には、鉱山労働者と警察が衝突し、大規模な流血の事態も発生した。さらに、天然のチリ硝石の生産は、ハーバー・ボッシュ法の普及が進んだ結果、1930年代をピークに衰退していった。そして1960年代には、イキケから40 kmほど離れた場所に有った工場群はゴーストタウンと化した。しかし2005年に、これら廃工場群は世界遺産(ハンバーストーンとサンタ・ラウラの硝石工場群)として登録された結果、イキケは工場群を訪れる観光客の出発地として注目された[2]

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地理

イキケは太平洋に面しており、東にアンデス山脈を望む風光明媚な都市である。プレート境界に近いため比較的地震の多い地域でもあり、イキケ地震などでも知られる。

交通

  • イキケ港はチリに2つある自由貿易港の一つである。
  • イキケ駅スペイン語版はかつて鉄道の拠点駅だったが、現在は閉鎖されている。

気候

沖合いを流れるフンボルト海流の影響を強く受けた気候であり、低緯度の割には夏でも冷涼である。また中緯度高圧帯の影響で、降雨量も非常に少ない砂漠気候でもある。

さらに見る イキケの気候, 月 ...
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スポーツ

イキケを本拠地とするサッカークラブにはデポルテス・イキケ英語版が挙げられ、1980年と2010年にコパ・チリ英語版で優勝した経験を有する。

姉妹都市

出身者

ギャラリー

出典

外部リンク

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