イースト・コースト・ヒップホップ

イースト・コースト・ヒップホップ（East Coast hip hop）とは、ラップのジャンルの1つである。ニューヨークを中心とした「アメリカ東海岸」沿いで発展した。

イースト・コースト・ヒップホップ
様式的起源	ジャマイカ人の持ち込んだダンスホールレゲエにR&B、ディスコ、ソウル、ファンクなどのリズムを加えられて完成。
文化的起源	1970年代、アメリカ合衆国ニューヨークにて。
使用楽器	ドラムマシン, ビートボックス, ヴォーカル

特徴

ソウルやファンクをそのままバックトラックに使用した東海岸オールドスクール・ヒップホップと比べ、ニュー・スクールは、サンプリングなどに凝った曲が多い。^[1]。

歴史

1970年代にサウスブロンクスで、ブロックパーティーがさかんに開かれ、70年代末にはラップが誕生した。初期のラップ・ミュージックは、パーティーをする為のダンスミュージックが主流だった。

しかし、1980年代に入ると黒人たちの人権活動が盛んになり、歌詞も社会的な物を含むようになる。そして、サウンドもハードコアと呼ばれる攻撃的なものへと変化していった。

1990年代に入ると、様々な動きが出てくる。まず、デ・ラ・ソウル^[2]やア・トライブ・コールド・クエスト、ジャングル・ブラザーズらの登場によって、ニュー・スクール・ムーブメントが起こった。その後、リーダーズ・オブ・ザ・ニュー・スクールらも活躍した。そして、ソロになったKRSワンや、ウータン・クランのハードコア・ラップも人気になった。

1990年中期には、バッド・ボーイ・レコードのポップ・ラップ路線が出現した