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ウィリアム・ジョイス (作家)
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ウィリアム・エドワード・ジョイス(William Edward Joyce、1957年12月11日 - )は、アメリカ合衆国の作家、イラストレーター、映画製作者。イラストはザ・ニューヨーカーの多くの表紙に掲載され、絵はアメリカ全国に展示されている[1][2][3]。短編映画『The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore』(2011年)で、第84回アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した[4]。
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キャリア
要約
視点
児童文学
『るすばんジョージ ちいさくなる』『Santa Calls(原題)』『きょうりゅうボブくん』『ローリー・ポーリー・オーリー』『The Leaf Men and the Brave Good Bugs(原題)』『ロビンソン一家のゆかいな一日』など50以上の児童書の作・絵がある。
現在、全13冊からなる小説と絵本のシリーズ『The Guardians of Childhood(原題)』を執筆中である[5]。
映画とテレビ
ディズニー・チャンネル(プレイハウス・ディズニー放送枠の一部)で放映された、彼の児童書シリーズを基にしたカナダのテレビアニメシリーズ『ローリー・ポーリー・オーリー』で3つのエミー賞を受賞している。2作目の『るすばんジョージ ちいさくなる』原作のテレビシリーズ『George Shrinks(原題)』は、PBS局で毎日放送されていた。
ディズニー/ピクサーの長編映画『トイ・ストーリー』(1995年)と『バグズ・ライフ』(1998年)では、コンセプトキャラクターを制作した。
2001年、ジョイスと『アイス・エイジ』の監督クリス・ウェッジが、著作のひとつ『Santa Calls(原題)』の映画化に失敗した後、二人はコンピューター・アニメーション映画『ロボッツ』(2005)のアイデアを思いついた。ジョイスはクリエイターの一人であると同時に、プロデューサーとプロダクション・デザイナーを務めた[6]。
2005年、Reel FXと共同で長編映画、ビデオゲーム、書籍の制作を行う合弁会社Aimesworth Amusementsを立ち上げた[7]。新会社は、3本の長編映画を製作する計画を発表した[8]。『The Guardians of Childhood(原題)』『The Mischevians(原題)』『きょうりゅうボブくん』の3作である[9]。その最初のプロジェクトである『The Guardians of Childhood』は、ドリームワークス・アニメーションによって長編映画『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』に展開された。2012年に公開されたこの作品は、ジョイスの書籍シリーズと監督を務めた短編映画『Man in the Moon(原題)』を基に制作されたものである[10]。
2007年には著書『ロビンソン一家のゆかいな一日』を基にした長編映画『ルイスと未来泥棒』が公開され、ジョン・ラセター、クラーク・スペンサーとともに製作総指揮の一人として参加している。
2009年8月、Reel FXの共同設立者であるブランドン・オルデンバーグとで、シュリーブポートにアニメーションと視覚効果スタジオMOONBOT Studiosを設立した[11]。アカデミー賞を受賞した短編アニメーション映画[12]とiPadアプリ[13]『The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore』を制作した。2012年夏には書籍化された[14]。同スタジオは2012年1月に別のアプリ『Numberlys(原題)』をリリースし、その後ショートフィルムや書籍の制作も発表している[15]。
著書『The Leaf Men』は、ブルースカイ・スタジオによって2013年に『メアリーと秘密の王国』として長編映画化され、脚本、製作総指揮、プロダクション・デザイナーとして参加した[16]。
2021年、視覚効果会社のDNEGが、ジョイス監督、ブライアン・セルズニック脚本の『The Great Gatsby』をアニメ映画化することを発表した[17]。
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受賞歴・表彰歴

"ルイジアナの文学的知的遺産"への永続的な貢献が評価され、2008年ルイジアナ作家賞を受賞した。この賞は2008年10月4日、バトンルージュで開催された2008年ルイジアナ・ブック・フェスティバルのセレモニーで授与された。2012年2月26日、アカデミー賞短編アニメーション部門『The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore』を受賞した。
ニューズウィークでは、「新世紀に注目すべき100人」の一人に選ばれている[18]。
アカデミー賞
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私生活
息子のジャクソン・エドワード・ジョイスとルイジアナ州シュリーブポートに住んでいる。彼の娘、メアリー・キャサリンは2010年5月2日に18歳で脳腫瘍で亡くなった[19][20]。ジョイスが彼女の幼少期に話した話に触発され、後に『The Guardians of Childhood(原題)』シリーズから生み出した映画『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』は、「For Mary Katherine Joyce, a Guardian Fierce and True(真のガーディアン メアリー・K・ジョイスに捧ぐ)」とクレジットされ、彼女の記憶に捧げられた[21]。著書『The Leaf Men and the Brave Good Bugs』を原作とする『メアリーと秘密の王国』の主人公の名前は、彼女の名前が由来である[22]。シュリーブポートの弁護士だった妻フランシス・エリザベス・ボーカム・ジョイスは、筋萎縮性側索硬化症との長い闘いの末、2016年1月20日に55歳で亡くなった[23]。
2006年、ハリケーン・カトリーナとハリケーン・リタの被災者のための募金活動「カトリナリタグラ基金」を設立した。この基金を通じて、未発表のマルディグラのザ・ニューヨーカー誌の表紙のプリントを販売し、利益はすべてルイジアナのアーティストや芸術団体に寄付された[24]。
2020年、ヒラリー・ジョイスと再婚。
作品
要約
視点
書籍
2017年5月、Atheneum Young Readersから絵本『Bently & Egg』、映画版のタイトルが『ルイスと未来泥棒』となった『A Day with Wilbur Robinson(邦題:ロビンソン一家のゆかいな一日)』、『Dinosaur Bob and His Adventures with the Family Lazardo(邦題:きょうりゅうボブくん)』がリリースされた。いずれもレーベルは「The World of William Joyce」[25]。
注釈: すべての本は、特に表記のない限り、ウィリアム・ジョイスによって書かれたもの。
- My First Book of Nursery Tales, retold 作: マリアーナ・メイヤー 絵:ウィリアム・ジョイス (1983)[26]
- Tammy and the Gigantic Fish 作:キャサリン&ジェームズ・グレイ、絵:ウィリアム・ジョイス (1983)[27]
- Waiting for Spring Stories 作:ベサニー・ロバーツ, 絵:ウィリアム・ジョイス (1984)[28]
- William Joyce's Mother Goose 絵:ウィリアム・ジョイス (1984)[29]
- るすばんジョージちいさくなる(1985)[30]訳:なかがわちひろ
- くつくつどんなくつ? (1986)作:エリザベス・ウィンスロップ 訳:なかがわ ちひろ
- きょうりゅうボブくん (1988)訳:なかがわちひろ
- くまとハンフリー (1989)作:ジャン・ウォール 絵:ウィリアム・ジョイス 訳:山内智恵子
- Some of the Adventures of Rhode Island Red 作: ステファン・メインズ絵:ウィリアム・ジョイス (1990)
- ロビンソン一家のゆかいな一日 (1990) 訳:宮坂宏美
- Nicholas Cricket 作:ジョイス・マックスナー 絵:ウィリアム・ジョイス (1991)
- Bently & Egg (1992)
- Santa Calls (1993)
- Don't Wake the Princess: Hopes, Dreams, and Wishes, Cover art (1993)
- A Wiggly, Jiggly, Joggly Tooth 作:ビル・ホウリー 絵:ウィリアム・ジョイス (1995)
- The Leaf Men and the Brave Good Bugs (1996), Play (premiere at Strand Theatre, Shreveport) - 1998
- Buddy (1997)
- World of William Joyce Scrapbook 作:ウィリアム・ジョイス 写真:フィリップ・グールド、デザイン: クリスティン・ケトナー (1997)
- Life with Bob (board book) (1998)
- Baseball Bob (board book) (1999)
- The Art of Robots (2004)
- The Art of Rise of the Guardians (2012)
- モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本 (2012)[31]訳:おびかゆうこ -短編映画「The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore」を基にした絵本。
- The Mischievians (2013)[32]
- The Numberlys, co-illustrated with Christina Ellis (2014)[33]
- A Bean, a Stalk and a Boy Named Jack (2014)[34]
- Billy's Booger (2015)[35]
- Ollie's Odyssey (2016)[36]
- Bently & Egg (2017)[37]
『ローリー・ポーリー・オーリー』シリーズ
- ローリー・ポーリー・オーリー (1999)訳:早見優
- Rolie Polie Olie: How Many Howdys? (board book) (1999)
- Rolie Polie Olie: A Little Spot of Color (board book) (2000)
- Rolie Polie Olie: Polka Dot! Polka Dot! (board book) (2000)
- ローリー・ポーリーのゆきのひ (2000)訳:早見優
- Rolie Polie Olie - Character Books: Olie, Spot, Zowie, Billie (2001)
- Sleepy Time Olie (2001)
- Big Time Olie (2002)
- Busy Books - Peakaboo You!, Rolie Polie Shapes, Be My Pal!, Rocket Up, Rolie! (2002)
『The Guardians of Childhood』シリーズ
小説
- Nicholas St. North and the Battle of the Nightmare King, written with Laura Geringer (2011) [38]
- E. Aster Bunnymund and the Warrior Eggs at the Earth's Core! (2012)[39]
- Toothiana: Queen of the Tooth Fairy Armies (2012)[40]
- The Sandman and the War of Dreams (2013)[41]
- Jack Frost: The End Becomes the Beginning (2018)
絵本
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フィルモグラフィー
映画
TVシリーズ
配信
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注釈
参考文献
外部リンク
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