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ウクライナの食品の放射能基準

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ウクライナの食品の放射能基準(ウクライナのしょくひんのほうしゃのうきじゅん)。

ウクライナでは、旧ソ連時代の1986年に、チェルノブイリ原子力発電所事故が発生した。同国は、内部被曝の人体への危険性を重視し、1997年に食品基準(放射性セシウム含有量)の改定を行った。

ウクライナの食品基準

食品中に含まれる放射性セシウムの基準( - 当たり)
  • 飲料水=2ベクレル、パン=20ベクレル、ジャガイモ=60ベクレル、野菜=40ベクレル、果物=70ベクレル、肉類=200ベクレル、魚=150ベクレル、ミルク・乳製品=100ベクレル、卵(1個)=6ベクレル、粉ミルク=500ベクレル[1]

日本の規制値

2011年3月2012年3月

食品中に含まれる放射性セシウムの基準(1キロ当たり)
  • 飲料水・ミルク・乳製品・粉ミルク=200ベクレル、パン・ジャガイモ・野菜・果物・肉類・魚=500ベクレル、卵(1個)=なし(卵1キロ当たり=500ベクレル)

2012年4月に改定。

基準値導入の声

ウクライナでは甚大な原発事故の経験として、内部被曝により病気が多発しているという。この貴重な経験を生かすことが必要という声がある。

「チェルノブイリ救援・中部」の河田昌東理事は20年以上にわたり救援活動を行ってきたが、事故後10年経った1997年に内部被曝を踏まえて見直したウクライナの食品基準にならい、日本の暫定規制値も見直すべきであると提案している。

福島第一原子力発電所事故後、既に日本国内でも、松本市教育委員会学校給食における野菜の値)[2]など、ウクライナの基準値を自主的に導入しているところもある。

出典

関連項目

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