トップQs
タイムライン
チャット
視点
エレジー (ザ・ナイスのアルバム)
ウィキペディアから
Remove ads
『エレジー』[注釈 1] (Elegy) は、イングランドのロック・バンドのザ・ナイスの5作目のアルバム。解散後の1971年に発表された。
Remove ads
解説
経緯
カリスマ・レコードは、ザ・ナイスが解散した直後の1970年5月に前作『ファイヴ・ブリッジズ』を発表。引き続いて1971年4月に未発表音源を編集して本作を発表した。解散時のメンバーのうち、キース・エマーソンは編集に関与していない[1]。
内容
計4曲の収録曲の内訳は、2曲が1969年12月19日と20日のフィルモア・イーストでのライブ録音、2曲が1969年夏のトライデント・スタジオでの録音。
ライブ録音
→「フィルモア・イースト 1969」も参照
「夢を追って」の原曲はアメリカのシンガーのティム・ハーディンの'How Can We Hang On to a Dream'で、ザ・ナイスは3作目のアルバム『ジャズ+クラシック/ロック=ナイス』でスタジオ録音版を発表した。「アメリカ」は、ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』の挿入歌を演奏だけでカバーした彼等の代表曲の一つで、1968年7月に2作目のシングルとして発表されて英米でヒットした。
「夢を追って」のスタジオ録音版には女性コーラス、「アメリカ」のシングルには当時在籍していたギタリストのデヴィッド・オリストが参加したが、本作にはエマーソンのキーボードを中心としたトリオ演奏が収録された。「夢を追って」の中間部の即興演奏に入る直前に、ベーシストのリー・ジャクソンがボウイング奏法を披露している。
スタジオ録音
「マイ・バック・ページズ」はボブ・ディランが1964年に発表したアルバム『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』に収録した曲。冒頭のボーカル部分はピアノ・トリオによるが、ジャクソンのボウイングの後、オルガン・トリオによるブルース演奏に移行し[注釈 2]、その編成のまま最後のボーカル部分に入る。
「パセティーク」はチャイコフスキーの『交響曲第6番』第3楽章の改作で、前作『ファイヴ・ブリッジズ』ではシンフォニア・オブ・ロンドンとの共演によるライブ録音版が収録されたが、本作では彼等だけによるスタジオ録音版が収録された。
Remove ads
収録曲
オリジナルLP
CD
- Elegy (CD)[注釈 3]
- Elegy 『エレジー +2』[注釈 4]
Remove ads
評価
全英アルバム・チャートで最高位5位を記録した[3]。
参加ミュージシャン
- キース・エマーソン Keith Emerson – ピアノ、オルガン
- リー・ジャクソン Lee Jackson – ベース・ギター、ヴォーカル
- ブライアン・デヴィソン Brian Davison – ドラムス、パーカッション
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads