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エンターテイメント!

ギャング・オブ・フォーのアルバム ウィキペディアから

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エンターテイメント![4]』(Entertainment!)は、イングランドポストパンクバンドギャング・オブ・フォー1979年EMIから発表した初のスタジオ・アルバム

概要 『エンターテイメント!』, ギャング・オブ・フォー の スタジオ・アルバム ...
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背景

レコーディングは3週間で行われた[5]。ジャケット・デザインは、メンバーのジョン・キングとアンディ・ギルが担当した[6]。アンディ・ケルマンはallmusic.comにおいて本作の音楽性を「どことなくファンキーなリズムの痙攣、鋭く点描画を思わせるギターの一突き、語りやシャウトによるボーカル」と説明している[7]

ジョン・キングによれば、所属レーベルのEMIは「アイ・ファウンド・ザット・エッセンス・レア」を本作からの第1弾シングルとしてリリースしようとしたが、バンド側は「この曲は商業的すぎるし代表曲ではない」と拒否したという[5]

反響

1979年6月、本作からの先行シングル「アット・ホーム・ヒーズ・ア・ツアリスト」が全英シングルチャートで58位に達した[8]。なお、バンドはこの曲で「トップ・オブ・ザ・ポップス」に出演する予定だったが、歌詞の中のコンドームを意味する「rubbers」という言葉が問題視され、BBCから「rubbish」に変更して歌うことを要求されたため、バンドは出演を取りやめた[9]

本作は1979年10月に全英アルバムチャートで45位に達した[3]。アメリカ盤LPは1980年にワーナー・ブラザース・レコードから発売され[1]Billboard 200にはチャート・インしなかったが、シングル「ダメージド・グッズ/アイ・ファウンド・ザット・エッセンス・レア」はビルボードのダンス・ミュージック/クラブ・プレイ・シングル・チャートで39位に達した[10]

評価・影響

ローリング・ストーン』誌が2003年に選出したオールタイム・グレイテスト・アルバム500では490位にランク・インし[11]、後の2020年版改訂では273位となった[12]。また、同誌が選出した「オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100」では81位にランク・イン[13]

2004年にピッチフォーク・メディアのスタッフが選出した「1970年代のトップ100アルバム」では8位にランク・イン[14]。2012年にアメリカのデジタル音楽誌『Paste』が選出した「1970年代のベスト・アルバム70」では56位にランク・インした[15]

1995年に発売されたリマスターCDライナーノーツにはフリーマイケル・スタイプ、タッド・ドイル(タッド)の3人が寄稿しており[16]、ドイルはRed Setというカヴァー・バンドで本作の全曲を演奏していたこともあったという[17]

収録曲

全曲ともメンバー4人の共作。

  1. エーテル - "Ether" - 3:51
  2. ナチュラルズ・ノット・イン・イット - "Natural's Not in It" - 3:06
  3. ノット・グレイト・メン - "Not Great Men" - 3:05
  4. ダメージド・グッズ - "Damaged Goods" - 3:27
  5. リターン・ザ・ギフト - "Return the Gift" - 3:04
  6. ガンズ・ビフォー・バター - "Guns Before Butter" - 3:47
  7. アイ・ファウンド・ザット・エッセンス・レア - "I Found That Essence Rare" - 3:13
  8. グラス - "Glass" - 2:28
  9. コントラクト - "Contract" - 2:39
  10. アット・ホーム・ヒーズ・ア・ツアリスト - "At Home He's a Tourist" - 3:30
  11. 5:45 - "5.45" - 3:43
  12. アンスラックス - "Anthrax" - 4:20

1995年再発CDボーナス・トラック

  1. トレインズ・ドント・ラン・オン・タイム - "Outside the Trains Don't Run on Time" - 3:27
    • 1980年3月録音[6]
  2. ヒード・センド・イン・ジ・アーミー - "He'd Send in the Army" - 3:40
    • 1980年3月録音[6]
  3. イッツ・ハー・ファクトリー - "It's Her Factory" - 3:08
    • 1979年3月録音[6]
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他メディアでの使用例

「ナチュラルズ・ノット・イン・イット」は、2006年公開の映画『マリー・アントワネット』のサウンドトラックで使用された[18]

参加ミュージシャン

脚注

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