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エーゲ数字 (Unicodeのブロック)
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エーゲ数字(エーゲすうじ、英語: Aegean Numbers)は、Unicodeの167個目のブロック。
解説
古代ギリシアで用いられていた線文字A及び線文字Bで共通して使われた数字および約物が収録されている。
数字については現在の算用数字とは異なり、各位ごとに文字が用意されており、万の桁までが定義されている。各位について、その数値の違いを表すためにその単位の基本となる文字を数値分だけ繰り返して並べることで表現する(例えば"300"は百の単位を表す𐄙を3つ並べた𐄛である)ため、提案当初は各単位の基本となる文字のみが提案されていた[1]が、数値によって並べ方が異なるなどの都合から現在はそれぞれの数値10通り全てに符号位置が割り当てられている。
なお、Unicodeにおいて通常の算用数字のように別の桁にも1の位と同じ数字を用い、全ての桁を10通りの記号のみで表現する数字体系を意味する"digit"と、本ブロックに含まれる数字のようにそれぞれの桁ごとに10通りずつの数字が定義されている数字体系を意味する"number"は区別されており、本ブロックの名前に含まれる"number"はこれを踏襲している。
Unicodeのバージョン4.0において初めて追加された。
収録文字
小分類
このブロックの小分類は「約物」(Punctuation)、「数値」(Numbers)、「測量」(Measures)の3つとなっている[2]。
約物(Punctuation)
数値(Numbers)
この小分類には線文字A及び線文字Bで共通して用いられる数字が収録されている。
現在の算用数字とは異なり、各位ごとに文字が用意されており、万の桁までが定義されている。
測量(Measures)
この小分類には線文字A及び線文字Bにおいて、測量単位に用いられた記号が収録されている。
文字コード
エーゲ数字(Aegean Numbers)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+1010x | 𐄀 | 𐄁 | 𐄂 | 𐄇 | 𐄈 | 𐄉 | 𐄊 | 𐄋 | 𐄌 | 𐄍 | 𐄎 | 𐄏 | ||||
U+1011x | 𐄐 | 𐄑 | 𐄒 | 𐄓 | 𐄔 | 𐄕 | 𐄖 | 𐄗 | 𐄘 | 𐄙 | 𐄚 | 𐄛 | 𐄜 | 𐄝 | 𐄞 | 𐄟 |
U+1012x | 𐄠 | 𐄡 | 𐄢 | 𐄣 | 𐄤 | 𐄥 | 𐄦 | 𐄧 | 𐄨 | 𐄩 | 𐄪 | 𐄫 | 𐄬 | 𐄭 | 𐄮 | 𐄯 |
U+1013x | 𐄰 | 𐄱 | 𐄲 | 𐄳 | 𐄷 | 𐄸 | 𐄹 | 𐄺 | 𐄻 | 𐄼 | 𐄽 | 𐄾 | 𐄿 | |||
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
出典
関連項目
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