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オグマサナエ
サナエトンボ科の昆虫の一種 ウィキペディアから
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オグマサナエ(学名:Trigomphus ogumai)は、トンボ目サナエトンボ科の昆虫である。
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分布
日本特産種であり、石川県/愛知県以西の本州と九州に分布している[1]。しかし生息地は限られ、四国では徳島県の古い記録のみで、長野県や鹿児島県でも最近の記録は無い[2]。
形態
小型のサナエトンボで、胸部側面の黒条は1本、黄色の前肩条がある個体が多いが、全く無い個体も見られる。同族別種とは、オスの尾部付属器、副性器、メス産卵弁の形状で区別できる[2]。
生息環境
平地から丘陵地の、周囲に樹林が近く抽水植物の繫茂する開放的な池沼に生息し、4月下旬ころから出現し6月初めころまで見られる[3]。
生態
幼虫(ヤゴ)は、腐植物が溜まった柔らかい泥や沈積部物の下に潜って生活している。卵の期間は2週間から3週間程度、幼虫の期間は2年程度(2年で1世代)、幼虫で越冬する[4]。
成熟したオスは岸辺の植物や地面に静止して縄張りを占有するほか、時おり周辺を飛んでメスをさがす。メスが訪れると飛びかかって連結し、交尾態となって上空へと飛びさる。交尾態は高い木の上や、水辺からやや離れた草地で見かけることが多い[5]。
メスは単独で水際の草地を訪れる。ホバリングしながら卵塊を作り、頭を支点に振り子のような打空動作をおこなって産卵する[5]。
脚注
参考文献
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