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オナモミ属

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オナモミ属
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オナモミ属(オナモミぞく、学名Xanthium)とは、キク科の属の1つ。

概要 オナモミ属, 分類 ...
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特徴

世界中の広い範囲に分布する。ほとんどが一年草は雄花序と雌花序に分かれ、上の方に雄花の集まりが、葉腋に雌花が付く。雄花は舌状花のない頭状花序だが、雌花は特に変わった構造をしている。

果実

オナモミの果実は、キク科の中では特殊化している。キク科のに見えるものは、多数の花が集合した頭状花序とよばれるものであり、萼に見えるものは総包とよばれる花をつける茎につくである。

オナモミでは総包が肥大、融合して固い殻になり、果実(の集まり)を包んでしまう。その表面にが突き出しており、この棘を動物の体に引っ掛けて種子を伝播させる。この特性のため、ひっつき虫などとも呼ばれる。この棘の1本はキクの「花」(頭花)の「萼」(総包)の1枚に相当する。その殻を切り開けば、中に真の果実が2つ入っている。

主な種

Thumb
オナモミのいが(雌総苞・内部に2痩果がある)
オナモミ X. strumarium
アジア大陸原産の種。日本では一般的な種で、大きさも全種の中間ぐらいに属する。
オオオナモミ X. occidentale
北米原産の種。名前の通りオナモミより大きな種類で、種子の付き具合なども他の種類に比べ密集している。
トゲオナモミ X. spinosum
ヨーロッパ原産とも言われているが、異論もあり、定かではない。名前の通りトゲを持つ種類で、葉なども他の種に比べると細い。
イガオナモミ X. italicum
アメリカ大陸原産の種。最近、範囲を広げつつある。

関連項目

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