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オールエイジドステークス

オーストラリアの競馬の重賞競走、毎年4月か5月開催 ウィキペディアから

オールエイジドステークス
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オールエイジドステークスAll Aged Stakes)とはオーストラリアシドニー近郊のロイヤルランドウィック競馬場で行われる競馬の競走である。格付けでは、最上位の「グループ1(G1)」に位置づけられている。

概要 オールエイジドステークス All Aged Stakes, 開催国 ...
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概要

2歳以上のサラブレッドによる競走。2019年時点で、距離は芝1400メートル、負担重量は「WFA」(Weight for Age[2]である。

歴史

南半球のオーストラリアでは、「春」にあたる10月から11月にかけて、メルボルン地区で「スプリングカーニバル」開催がある[3]。その中心となるのが1861年創設のメルボルンカップである[3][4]。これに対抗し、シドニー地区では「秋」にあたる3月から4月にかけて「オータムカーニバル」開催を実施している[5]

オールエイジドステークスは、シドニー地区の競馬主催者の代表格であるオーストラリアン・ターフクラブ英語版 (Australian Turf Club、ATC[注 1])が主催する競走のなかでは、最も古い歴史をもつ競走の一つである[8]

創設時期

オールエイジドステークスの創設年は資料により異なっている。

オーストラリアのTV会社Racing.com英語版[9]や、賭博企業の「Racing and Sports[10]」、「Pro Group Racing[11]」、「Punters[12]」などでは、1866年を第1回とし、勝ち馬Falconを初代優勝馬としている。

一方、「The Australian Racing Report[13]」、「Racingbase[14]」、ブックメーカーの「Beteasy[15]」、などでは1865年を初回とし、Maid of the Lakeを最初の優勝馬としている。シドニーの「Bell's Life in Sydney and Sporting Reviewer英語版」紙(1845年 - 1872年)の1865年5月6日付の記事には、ランドウィック競馬場での5月5日のレース結果が掲載されており、「The All Aged Stakes」が行われ、2番人気のMaid of the Lakeが1分53秒で優勝したことが記載されている[16]

距離の変遷

  • 1865年1972年 - 1 マイル
  • 1973年2003年 – 1600 メートル
  • 2004年以降 - 1400 メートル

1942年のレースブック

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歴代優勝馬

要約
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Amounis。1930年優勝
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Ajax。1938年、1939年、1940年に3連覇を果たす
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Bernborough。1946年優勝

開催年と優勝馬は以下のとおり。

  • 距離の「m」はメートル、「F」はハロンを指す。1ハロンは約201.168メートルであり、8ハロンは約1609.35メートル。
  • 総賞金の単位は豪ドル。
さらに見る 年, 格 ...
  1. ニュージーランドからの移籍馬で、ニュージーランド時代には「Gold Hope」という馬名で走っていた。オーストラリアに移籍後、「My Gold Hope」に改名。このため主要な競馬サイトでは「Gold Hope」で登録されている。(例)JBISRacing PostEquinelineGalopp-SiegerEquibaseでは「My Gold Hope」で登録。
  2. Ajaxは、3年連続でオールエイジド(ランドウィック)のプレートを決定的に獲得、批判者を黙らせた。最初から10:9の圧倒的人気で……」[89]
  3. Claroは北半球のイギリス産馬。南半球での同世代よりも半年早く生まれているので、南半球では「5歳」にあたる。
  4. Chrysolausは北半球のイギリス産馬。南半球での同世代よりも半年早く生まれているので、南半球では「5歳」にあたる。
  5. Whitefieldは北半球のイギリス産馬。南半球での同世代よりも半年早く生まれているので、南半球では「2歳」にあたる。
  6. Marvelは北半球のイギリス産馬。南半球での同世代よりも半年早く生まれているので、南半球では「7歳」にあたる。
  7. Marvelは北半球のイギリス産馬。南半球での同世代よりも半年早く生まれているので、南半球では「4歳」にあたる。
  8. 当時の表記は「Astrœa」
  9. 1位入線は Pitsford であったが失格となり、Falcon が1着、2着に Dundee となった。「……そして長い審議の末、失格が発表された。Pitsford優勝を取り消しFalconを優勝馬に、Dundeeを2着に修正。今後1年間、ジョッキークラブ権限下のすべての競走でトンプソン 騎手を出場停止処分に決定。[92]
  10. 「1番手Maid of the Lake、2番手Maid of Erin、3番手Kildaraのまま位置は変わらず順当勝ち。時計は1分53秒。」[16]

日本調教馬の成績

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脚注

関連項目

外部リンク

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