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カオール

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カオール(Cahors)は、フランス南部、オクシタニー地域圏[注釈 1]の都市である。ロット県の県庁所在地。市内にはロット川が流れている。

概要 カオール, 行政 ...

市内のサン=テチエンヌ大聖堂と、ロット川にかかるヴァラントレ橋は、世界遺産フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部として登録されている(ID868-051/052)。

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歴史

カオールはケルト時代からの長い歴史を持つ。しかし、経済的に中世以降は衰退してしまい、18世紀には大学も失った。今日は、中世の街並みを目的に来る人の、人気のある観光拠点となった。

中世、カオールは有名であった。百年戦争からユグノー戦争の間にかなりの騒乱があった。この時期、貸したお金に利息を取る銀行家が存在したことで、街は悪名高かった。この時期のカトリック教会は、利息を取ること自体が"高利"(en)の罪であると述べていた。カオールが罪の同義語となり、ダンテの「神曲」にも、「ソドムが邪悪である」と並行して記述されている[1][注釈 2]

ローマ教皇ヨハネス22世は、1249年にカオールで靴屋の息子として誕生した。

ワイン

カオールは、非常にユニークな赤ワインの産地としてよく知られている。

AOCカオールは、カオールを含むロット県内の45か村で生産される赤ワインで、マルベックというぶどうを70%以上使うことが義務づけられており、色合いは俗に「カオールの黒」(黒ワイン)と呼ばれるほど濃く、タンニンも豊富で長熟タイプのワインである。

見どころ

  • ヴァラントレ橋: 1308年に起工され、1378年に完成した町のシンボル[3]
  • サン・テティエンヌ大聖堂

関係者

脚注

外部リンク

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