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カムループス

カナダの都市 ウィキペディアから

カムループス
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カムループス: Kamloops)は、ブリティッシュコロンビア州の南部、トンプソン・ニコラ地域にある都市。人口は9万7902人(2021年)。地勢的にはトンプソン川(Thompson River)とカムループス湖(Kamloops Lake)の合流地点にある。

概要
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歴史

元々、先住民のシュスワップ族英語版: Shuswap、自称はセクウェップム (Secwepemc))が独占的に住んでいたエリアで、ヨーロッパからの探検家が最初に訪れたのは1811年のことである。翌年の1812年毛皮交易の拠点となり、1821年、毛皮交易はハドソン湾会社の管理下となる。

1860年代のゴールドラッシュ1880年代のカナダ太平洋鉄道の建設が都市を大きく発展させ、1893年には市政となる。

「カムループス」とはシュスワップ族の言葉で「水の集まる場」を意味する。シュスワップ族の言葉は今もなお同エリアの先住民の間で頻繁に使われている。

郊外には1890年から1969年までの間、先住民の子息などを強制的に入学させる寄宿学校「カムループス・インディアン・レジデンシャル・スクール」が存在した。2021年、学校の敷地跡から3歳の子供を含む215人の遺骨が発掘されている[2]

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気候

要約
視点

内陸性の気候で乾燥しており、年間通して晴れる日が多い。夏季の日中はかなり暑くなり、7月の平均最高気温は28.9℃とカナダの中でも最も高い地域となるが、朝晩は涼しく、湿度も低いので過ごしやすい。カムループス空港の観測データによる過去最高気温は2021年6月29日で観測された47.3℃でこれは2021年の熱波によって更新されたカナダ歴代4位の記録となった。冬季は温暖であるものの、北極からの寒気に覆われると、氷点下20度以下まで下がり、年間の内-10度以下の日数は19.9日に及ぶ。過去最低気温は1969年1月29日の-37.2℃である。冬季は急速に温暖化しており、1961-1990年平年値では1月の平均気温は-4.8度であったが、1981-2010年平年値では-2.8度と、2度も上昇した。

さらに見る カムループス(カムループス空港)(1981−2010年平均)の気候, 月 ...
さらに見る カムループス(カムループス空港)(1961−1990年平均)の気候, 月 ...
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経済

同エリアは第一次産業が盛んでパルプや製材業、ベニヤ板の生産、セメントほか、銅の鉱山もある。それに加え、第三次産業では、BC州のロッテリー(宝くじ)を扱う会社や関連会社などがある。


交通

国際空港クラスのより大きな空港へと拡張する必要性に迫られているが、まだ具体的な計画案が出るに至っていない。

トランスカナダハイウェイの重要な拠点となっており、バンクーバーから出て最初の大きい街がカムループスである。

姉妹都市

脚注

外部リンク

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