トップQs
タイムライン
チャット
視点
カリッタ航空
ウィキペディアから
Remove ads
カリッタ航空(英: Kalitta Air)は、アメリカ合衆国ミシガン州に本社を置く貨物航空会社である。
歴史
- 1967年、コンラッド・コニー・カリッタが、コニー・カリッタ・サービスという航空会社を設立し、自身が操縦する双発セスナ310を使用して、自動車部品輸送を開始した。コールサインの「CONNIE」はこの創業者に由来する。
- 1984年、アメリカン・インターナショナル・エアウェイズに社名を変更。
- 1984年7月19日に破産を宣言し、9月に一時運航を停止した。
カリッタ・エア
- 1997年、コンラッド・カリッタが、アメリカン・インターナショナル・エアウェイズ社を退社した上で新たにカリッタエアを創業[1]。
- 2000年11月に運航を再開した。
- 2003年1月、米国からヨーロッパへの定期貨物便の開始を発表した。
- 2017年4月21日、ボーイング747-200Fを退役させた。
- 2020年、米国国務省は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの発生に際し、武漢から米国国民を避難させるためにカリッタ・エアをチャーターした。
Remove ads
日本との関わり
アメリカ軍との間でチャーター輸送の請負契約を結んでいるため、在日米軍の横田基地や嘉手納基地に飛来することがある[1]。
2019年3月には、日本の国土交通省から外国人国際航空運送事業の経営許可を獲得し、3月31日より、中部国際空港経由の貨物定期便を[2]、同年8月から日本航空(JAL)との共同運航(コードシェア)による成田-シカゴ間の定期貨物便の運航を開始した[3][4]。
2020年2月には神奈川県横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことに伴い、アメリカ政府からの要請で当航空機材によるチャーター便2機を羽田空港に派遣。同船に乗船していたアメリカ国籍の乗客計328人を羽田からカリフォルニア州とテキサス州の空軍基地にそれぞれ移送した[1][5][6]。
なお、当航空が事業を始める際に最初に所有したボーイング747型機(通称・ジャンボ)はJALから購入した機体であり、2020年現在でもJALに所属した経験のあるジャンボ機を複数保有している[1]。
Remove ads
定期便就航地
アメリカ合衆国 : シンシナティ、ニューヨーク/JFK、アンカレジ、ロサンゼルス、オーランド、ホノルル、シカゴ、オスコダ
オランダ : アムステルダム
ドイツ : ライプツィヒ
ベルギー : ブリュッセル
バーレーン : バーレーン
インド : デリー
香港 : 香港
日本 : 東京/成田 JALカーゴとコードシェア[3][4]
韓国 : ソウル/仁川
2020年4月現在[7]
機材
過去の保有機材
ギャラリー
航空事故
- 1993年8月18日、チェンバーズ海軍基地発リーワード・ポイント飛行場行きのAIA808便(ダグラス DC-8-61F、N814CK)がリーワード・ポイント飛行場への着陸時に滑走路手前に墜落した。乗員3人に死者はなかった。→詳細は「アメリカン・インターナショナル航空808便墜落事故」を参照
- 2004年10月20日、飛行中のボーイング747-4B5BCF(N709CK)からエンジン1基が脱落した。その後、同機はデトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港へ無事着陸した。
- 2008年5月25日、ブリュッセル空港発バーレーン国際空港行きのCKS207便(ボーイング747-209F、N704CK)がブリュッセル空港からの離陸時に滑走路をオーバーランした。乗員乗客5人に死者はなかった。
- 2008年7月7日、センチュリオン・エアカーゴ便として運航されていたCKS164便がエルドラド国際空港からの離陸直後にエンジン故障に見舞われ墜落した。乗員乗客8人に死者はなかったが、地上で2人が巻き込まれ死亡した。
→詳細は「センチュリオン・エアカーゴ164便墜落事故」を参照
Remove ads
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads